島田紳助さんの引退の話題で持ち切りですが、今の時代への変遷を促す大きなきっかけかも知れません。


ネットやそのアプリの1つであるtwitterなど、手段として情報流通、保存が飛躍的に発展した時代であり、人や文化の革新が遅れをとっている感じがします。企業のコンプライアンスは既に強く意識されていますが、遅れていたスポーツ界や芸能界にもそれが及んできたということでしょう。


情報流通手段と共に、一般人と芸能人との境目もうんと近くなってきていることも認識する必要があると思います。それは、例えば、お中元・お歳暮などの一般習慣が、公務員には贈収賄として許されないのと少し似ている事象ですね。


反社会的勢力という言い方でよく扱われますが、組織自身だけなら違法ではなく、あくまで違法行為があればそれが取り締まられるわけですから、個人的なレベルでは、人と人のつながりを隔離するのは困難な話です。年をとるにつれ、新しい親友関係が生まれにくくなる中で、芸能界も、親友との関係や普段の行動にも細心の注意を払いながら仕事をしなければならないプレッシャーやストレスは図り知れないものがありそうです。


スキャンダルも有名税として受け止めなければならない芸能界。告訴されるほどでなければ、ウソも沢山含まれる報道、しかもそれが売れる一般人の関心やモラルの低さ。


高いビルの上から眼下に小さく見える人間社会を見たり、夜空の星を眺めながら、自分自身もその一人として、人間社会とはこういうものだと是認しつつも、真の感動に心や魂がゆさぶられることに触れたい気持ちを大切にしたいものです。