AKBの楽曲の中で、なぜ大島優子さんがセンターの曲が少ないのでしょう。


2010年の総選挙での約束どおり、1位になった大島優子さんがヘビーローテーションでセンターになり、素晴らしい曲に仕上がったと思います。しかし、その後の曲はやはり前田敦子さんがダブルセンター含め、主にセンターを務め、今に至っています。2トップのダブルセンター曲は未だ1度も実現していないのは不思議な感じもします。


大島優子さんのファンとしては、なぜなんだと不満が出るのはわかりますが、それは、次のようなことからではないかと思います。


歌もダンスもうまく、太陽の輝きのような明るい存在感が抜群な大島優子さんがセンターだと、AKBは「大島優子とバックダンサーズ」のイメージになってしまうような気がします。ユニットNot Yetとノースリーブスとを比べてみると、Not Yetでは、大島優子さんの力が抜き出ており、どうしても一人目立った存在になっているように見えます。

ポジショニングや振付の差もありますが、モーションがダイナミックで大きく、小柄をカバーして余りあるくらいです。


AKBの多くの楽曲では、全体のバランスの中で、抜きカメラでアップになったときに各メンバーが個性を活かした振りを披露することが多く、自然に全体のバランスを保つためには、あまり目立つ振りを見せず、それでいて輝きを放つセンターポジションが必要で、それにピッタリはまるのが前田敦子さんの存在ではないでしょうか。


前田敦子さんがいないと、なんとなくバラけた感じがするし、大島優子さんがセンターだと、一人目立ち過ぎる。2トップのダブルセンターバージョンの曲も観てみたい気がしますが、多分、大島優子さんが目立つかと思います。


第3回総選挙で、大島優子さんが「あっちゃんは笑顔で前を向いていてくれるだけでいい」と励ましたのは、記憶に新しですが、舞台でも舞台裏でも元気で陽気な存在で、ちょっと子供っぽく見える大島優子さんは、内面は包容力のあるお姉さん的存在で、AKB全体のパーフォーマンスをよく理解し、前田敦子さんと共に、どのようにすれば最高のAKBパーフォーマンスを発揮できるか理解していることがよく解ります。


さすが2トップ、この二人は今のAKBに不可欠な存在ですね。