どんなに暑くても | 着物と私

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家族が大好き、我が家が大好き。優しく穏やかで静かに暮らしたい。

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8月に入り暑さが本格的になりました

黙っていても汗が噴出し、身体がべたつきます

蝉の声が

窓から射し込む強い日差しが

網戸から流れ込む熱風が

PCのファンの音が

暑さをより一層のものにしています





こんな暑さを嫌だ嫌だと言うのは簡単です

だけど私たちは幸せです

63年前の8月

何の罪も無い人たちが

暑さの中で死んでいった 傷を負った





ごく普通のあたりまえに暮らしていた人たち

赤ちゃん、子供達、青年、大人、おじいちゃん、おばあちゃん、動物だって

明日嫁ぐ花嫁もいたかもしれない、

今まさにこの世に産まれ出ようとしていた赤ん坊もいたかもしれない

みんな、もっと生きたかったに違いない





人間は優しく、そして、残酷です

過去を伝えないこと、過去を知ろうとしないこと、

それは先人だけではなく、後世への裏切りかもしれない





人は相手の気持ちを理解しようと努力することによって

痛みを知ることもできるはず

痛みを知った人は 人を傷つけようなんて思わないよね






傷つきたい人なんていないよね

だから 傷つけちゃいけないよ

争うなら 語り合おう





こんなうだるような暑さの中で 命の花を散らした人の想いを

透き通った涼しい風に乗せて 天まで届けよう

みんなで祈ろう 平和を

みんなで守ろう 尊い命を

どんなに暑くても 忘れないで 過去にあった事実を

私たちは 過去の末に 今こうして生きていることを