ぶんちゃんのハノイだより ~Letter from Hà Nội~

ぶんちゃんのハノイだより ~Letter from Hà Nội~

ベトナム国の首都ハノイへの駐在員経験(2016年~2018年)があるぶんちゃんがハノイ情報をお届けします。
これからベトナムに転勤・出向や出張される方、観光で遊びに行く方に、生活のことから仕事や観光などいろいろな情報をお伝えします。

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ハノイ勤務経験があるぶんちゃんによる「ハノイだより」第67弾です。

今回も「路地裏の中年」と「ベトナムローカルフード」を、さらに発展させたベトナム人の生活をご紹介します。

ブラッド・ピット主演の映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」にちなんで、当時(2017年)の私の滞在期間から「ワン・イヤーズ・イン・ベトナム」としてお届けします。

【その1】引っ越しトラック
以前ベトナム人の引っ越しを手伝いました。その時の引っ越しトラックです。


知人のさらに知人の荷物のため、全面的にモザイクをかけさせてもらいました。
トラックの荷台に載せられるだけの荷物を載せ、ロープで縛って荷物の落下を防ぎます。

ちなみに私が以前いた会社の引っ越しの時も、こんなトラックで引っ越しましたよ。

【その2】トラックの前方
なんとこのトラックは、四輪自動車ではなく、前はバイクになっています。



昼間はトラック(四輪の普通のトラック)の通行が出来ないハノイでは、このバイクに荷台を取り付けたトラックしか使えないのでしょうか?

ちなみに運転手のおっちゃんの隣は、引っ越し主です。このトラックに同乗して移動しましたよ。

ちなみに女性ですが、ベトナム語以外には英語しか話せないので、彼女との間に会話が広がることはありませんでした・・・。

【その3】窓
唐突ですが、ベトナム人の住居の中です。


窓を撮影しましたが、泥棒除けでしょうか!?しっかり鉄格子で守られています。でも、なぜかガラス戸の内側に鉄格子があります。
左下に写っているのは、扇風機です。ベトナムではこのタイプの扇風機を、よく見ますよ。

建物の外観を写しませんでしたが、これまで路地裏の建物の写真を載せてきましたものと、ほぼ同じです。
建物が建っている路地の幅は、空が見えない程狭いです。

【その4】部屋の中
部屋の中です。知人の知人の荷物が写っているので、モザイクだらけですが・・・。


部屋は6ー8畳ぐらいのワンルームです。
ベッドの枠(マットレス無し)と、収納家具はキャビネットが1つあるだけです。電化製品は、エアコンが1台付いているだけです。

【その5】バス・トイレ・洗面所
ベッドがある部屋以外は、下の写真のユニットバス?があるだけです。


トイレ兼シャワー兼洗面台です。
トイレとシャワーの距離を見て想像がつくと思いますが、シャワーを浴びたら便座はびしょ濡れです・・・。と言いますか、床も濡れているので、靴下を履いたまま入れません・・・。

【その6】キッチン!?
料理をするのは、この台の上で行います。収納棚かと思ったら、中は空洞のただの台でした。


テーブルを置けば、その上で調理も出来ると思いますが、部屋が狭いのでテーブルを置くスペースはありません。

また、調理器具を洗ったり、野菜などを洗ったりするのは、シャワールーム内にある洗面台しかありません。

ちなみに、洗濯は最上階に共同の洗濯機があるそうなので、それを使うそうです。洗濯物は部屋干しになります。

ちなみに、このような一人暮らし用の部屋はあちこちにあるそうです。家賃は場所によってまちまちですが、この部屋は約350万ドン(2万円弱)だそうです。

また、独身者は一人で住むのではなく、友達とルームシェアをするのが一般的だそうです。理由は、家に帰って一人だと寂しいからだそうです。この家の住人も、二人暮らしです。

ベトナム人の生活を紹介した「ワン・イヤーズ・イン・ベトナム」は、今回で終わりです
ベトナム人の引っ越しと部屋を見れるという、結構貴重な体験をしたので、ご紹介しました。プライバシー保護のため、モザイクだらけになったことは、ご了承ください。

それでは、Tạm biệt.(さようなら!)

ハノイ勤務経験があるぶんちゃんによる「ハノイだより」第66弾です。

今回も「路地裏の中年」と「ベトナムローカルフード」を、さらに発展させたベトナム人の生活をご紹介します。
ブラッド・ピット主演の映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」にちなんで、当時(2017年)の私の滞在期間から「ワン・イヤーズ・イン・ベトナム」としてお届けします。

【その1】路地裏の看板
路地の壁に貼られたこの看板なんだと思いますか?


正解は住所を書いた物です。
一番下の「An Trạch(アンチャッ(チ))」が道路の名前です。道路名の前の「Ngõ(ンゴー)」は小道(路地)を表す言葉です。
もし「số 2 Ngõ 10 An Trạch」と書かれていたら、「アンチャッ(チ)通り 10番路地 2番地」の意味です。

「Hẻm(ヘーム)」も小道(路地)を表す言葉ですが、ネットで調べると「Ngõ」がベトナム北部、「Hẻm」はベトナム南部とのことです。なぜ北部のハノイで「Hẻm」が使われているのかは不明です。

ちなみにここの住所は、「アンチャッ Ⅰ 通り 9番路地 39番地」と思われます。

【その2】ベランダが・・・
路地の両脇に立つ建物のベランダが、くっついちゃっています。


ベトナムには建坪率とかは、制限がないのでしょうね。あと、日照権とかも。

【その3】ここもすごい
この2軒の建物もすごいですね。


隣の建物に行くのに、1階まで降りなくても、ベランダ越しの移動が絶対に出来ますよ。

ちなみに皆さんなら、この建物に住めますか?
私はセキュリティがないに等しいので、ちょっと勘弁して欲しいですね。

【その4】道路に門が・・・
さらに進むと、道が開けたと思ったら、なんと門が出来ていました。


ちなみにここは、狭い路地ですが、普通の公道です。両脇の建物はそれぞれ独立した建物で、決して1家族だけが住む個人邸宅ではありません。
なぜ道路に門があるのかは不明です。

【その5】鍵が・・・
この道路の門は、普通の家の門と同じで、鉄の鎖が巻き付けられていて、南京錠で鍵がかかっています。


住民といえども、通り抜け不可ということなのでしょうか!?
何度か通ったことがあるのですが、門が開いているときがあったので、誰かに頼めば開けてもらえるようです。

ちなみにこの路地に、なぜ門があって、なぜ鍵まで閉まっているのかは、全く不明です。

【その6】写真が足りないので・・・
ベトナム人のバイク2人乗りは、こんな感じです。


今回の「ワン・イヤーズ・イン・ベトナム」は、全3回、1回あたり6枚の写真を使う計画でしたが、どうしても17枚しか写真がなかったので、バイク2人乗りの写真を使いました。

後ろの方はまだ乗り慣れていないので、バイクの後ろ側にあるバーを握って乗っていますが、慣れてくると膝の上に手を置いたままでも乗れるようになります。

ただし、スピードを出す人や運転が荒い人の後ろに乗るときは、しっかりバーを握りますが・・・。

今回はここまでです。
次回は、いよいよベトナム人が住む家に潜入します。

それでは、Hẹn gặp lại.(また会いましょう!)

ハノイ勤務経験があるぶんちゃんによる「ハノイだより」第65弾です。

以前投稿した「路地裏の中年」、「ベトナムローカルフード」をさらに発展させ、今回からはベトナム人の生活を少しご紹介します。
ブラッド・ピット主演の映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」にちなんで、当時(2017年)の私の滞在期間から「ワン・イヤーズ・イン・ベトナム」としてお届けします。

【その1】路地の入口
ベトナム人の生活を知る上では、まずは路地に入っていきましょう。


以前の「路地裏の中年」とは違う路地です。公道のはずなのに、思いっきり道路にはみ出して、日よけを広げています。
歩いているぶんちゃんとしては日陰は嬉しいですが、ここは本当に公道なんですよ、地図には載っていませんが(笑)

【その2】国旗がいっぱい
路地を歩いていると、国旗がいっぱいありました。


日本では祝日に日の丸を飾る家がありますが、この日はベトナムの祝祭日ではありませんでした。
ベトナムは、普段から国旗を飾る風習があるのでしょうか!?

【その3】路地裏の商店街
さらに路地を進むと、小さな店舗が並ぶ商店街のような場所に着きました。


正直言うと、この道のあたりは少し迷ったところです。奥に入ったつもりが、「どうやら大通りに近いところに来たのかな!?」って思い始めたところです。
道は非常に汚いですが、ちょっと人通りが多い場所ですね。ベトナムの一般庶民が暮らす、路地裏の繁華街といえます。

【その4】だんだん狭く
奥に入れば入る程、路地の道幅が狭くなってきました。


撮影時間は午後1時頃、しかもこの日は晴れていましたが、道幅が狭いので、家の中は暗そうですね。

【その5】鉄格子の家
路地にある家は、このように玄関が鉄格子のようになっている家が多いです。


道路と建物の間に庭がある家は、門扉が鉄格子で、玄関が木の扉だったりします。でも、道路沿いに玄関がある家は庭がないので、鉄格子が玄関になっていて、そのまま1階の部屋になります。

ちなみに外出するときは、この鉄格子に鎖を巻いて南京錠で鍵をかけますよ。

【その6】のぞき見
ベトナム人の家をのぞき見してみました。(犯罪かな!?)


鉄格子の隙間から1階の部屋をのぞくと、バイクが数台置いています。恐らくこの家の住人のバイクでしょうね。

また、絵や写真、船の模型などが飾ってありました。

今回はここまでです。
最近複数回でご紹介するのがパターン化されているので、お気付きと思いますが、次回に続きます。

それでは、Hẹn gặp lại.(また会いましょう!)

ハノイ勤務経験があるぶんちゃんによる「ハノイだより」第64弾です。

 

今回も日本の皆様がハノイにお越しになるときのために、観光地のご紹介です。
今回は、ハノイから比較的近い観光地をお伝えします。前回まで紹介したハロン湾より近く、バスで約2時間ほどで着きます。(ハノイ市内から約100Km)
その名はズバリ「チャンアンの景観関連遺産(Quần thể danh thắng Tràng An)」です。以前ニンビン旅行として紹介しましたが、改めて内容を再編集しました。

 

【その1】古都ホアルー(Kinh đô Hoa Lư)
10世紀から11世紀のベトナムの首都であったホアルーの王宮見学です。

ハノイ発のチャンアンツアーに参加すると、チャンアンボートツアーと共に、古都ホアルー見学が含まれていることが多いです。

【その2】霊廟の門
 霊廟の門に到着です。

こちらは、ディン王朝の霊廟の門です。ネットで調べたところ、どうやら当時のものではなく、後から再建されたもののようです。

【その3】ディン王朝の霊廟
ディン王朝の霊廟の建物です。

王様の霊廟とのことですが、意外と小さいものです。世界各国にある歴史的建造物を見慣れた方が見たら、「あれ?こんなに小さいの!?」って思うかもしれませんね。

【その4】王様の玉座
英語の案内図では、「King’s bed」になっていたので、恐らく日本語なら玉座と言うべきでしょうか?

Bedになっていますが、さすがにこの固い石の上で寝ることはないですよね(笑) 
 
【その5】もう1つの霊廟
ホアルーでは2つの霊廟があります。

こちらはレー王朝の霊廟です。
1回目にホアルーを訪れた際には見学しなかったので、こちらは最近公開されるようになったのでしょうか!?
ディン王朝と一緒で、玉座もちゃんとありましたよ。
ちなみにディン王朝が先で、レー王朝が後だそうです。
  
【その6】動物がいっぱい
チャンアンやホアルーは、ベトナムのニンビン省(Tỉnh Ninh Bình)にあります。そのニンビン省は、ハノイから南に100Km前後下った場所にありますが、なかなかの田舎です。
下の水牛は、古都ホアルーの中にいましたので、観光用と思われますが、どこにでも水牛がいそうな場所ですよ。

水牛ではありませんが、実際にニンビンに行く道中では、道沿いに牛が放牧されている風景を見かけます。
   
ホアルー付近のレストランで昼食をとっていると、山羊の散歩を見かけました。

ニンビン省の特産は、山羊肉だそうですので、山羊を見かけることはそれほど珍しくないのでしょうね。

 

以上がチャンアンの景観関連遺産の紹介です。
いかがでしたでしょうか?
是非ともハノイにお越しになって頂き、観光を楽しんでみてください。


それでは、Hẹn gặp lại.(また会いましょう!)

ハノイ勤務経験があるぶんちゃんによる「ハノイだより」第63弾です。

 

今回も日本の皆様がハノイにお越しになるときのために、観光地のご紹介です。
今回は、ハノイから比較的近い観光地をお伝えします。前回まで紹介したハロン湾より近く、バスで約2時間ほどで着きます。(ハノイ市内から約100Km)
その名はズバリ「チャンアンの景観関連遺産(Quần thể danh thắng Tràng An)」です。以前ニンビン旅行として紹介しましたが、改めて内容を再編集しました。

 

【その1】川幅
前回お伝えしたとおり、ベトナムは大陸の国ですから、下のようにとても川幅が広い所もあります。

ものすごい雄大な景色ですね。キングコングと巨大トカゲが戦いそうな場所です。 
 
チャンアンでは、上の広い所もあれば、下のような狭い場所を通過することもあります。

  
【その2】キングコングぽい場所が…
映画「キングコング 髑髏島の巨神」に出てくるボートを模した施設が出てきます。

「さすがベトナム!」と言いたくなるぐらい、なかなかの低クオリティなボートです(笑)
ちなみにハリウッドの許可を取っているのかどうかは不明です。
 
チャンアンのボートツアーでは、実はボートに乗って観光するだけではなく、ツアーの途中でボートを下りて陸地を見学します。過去2回ともボートを下りたので、恐らく全コースで陸地に上がる機会が1度はあると思われます。
コースによっては、お寺を見学したり、売店があったりしますよ。

【その3】原住民!?
キングコングのボートを抜けると、次に出てくるのは原住民ぽい人達と、原住民が作ったぽい住居が出てきます。

この従業員の服装と住居は、ベトナムの少数民族のものでしょうか?私は「キングコング 髑髏島の巨神」と観たのですが、全く映画とは別物です。
著作権の関係で、ここでは映画の原住民の画像は載せられませんが、「キングコング 髑髏島の巨神 原住民」でググってみてください。映画と全く違うことが分かりますよ。
この施設を見学した後、少しボートに乗ると、チャンアンのボートツアーは終わりです。およそ3時間ぐらいのツアーですね。
立ち上がったら揺れまくるボート、とても固い座面でのツアーではありますが、とても風光明媚な景観を堪能できるツアーです。

今回はここまでです。

次回もチャンアンの景観関連遺産を紹介しますので、次回も見てくださいね!


それでは、Hẹn gặp lại.(また会いましょう!)