黙祷が終わった。
それはつまり、東日本大震災から1年が過ぎた事実を示している。
あれから、1年。
あっという間だった気もする。
とても長かった気もする。
あの日、たくさんの人が死んだ。
私の知らない人がたくさん死んだ。
私の知っている人もたくさん死んだ。
僕の先輩が死んだ。僕の後輩が死んだ。僕の同級生が死んだ。
僕の親戚が死んだ。僕の隣人が死んだ。僕の知人が死んだ。
僕の友達が死んだ。
そして、僕が好きだった、幼なじみの女の子が死んだ。
もう、会えない。
会いたくても会えない。
どれだけ幼なじみとまた話したいと思っても、どんな方法を使っても、もう言葉を交わすことはできない。
それならせめて、好きだという自分の気持ちだけでも、伝えておきたかった。
この1年、幾度となく抱いたその想いを、今までで一番強く感じた。
この1年で、僕は何度泣いたか分からない。
瓦礫の山と化した地元の姿を見たとき、実家が消失しているのを目にしたとき、
飼っていた愛猫が死んだ事実を受け入れなければならなかったとき、
先輩が、後輩が、友人達が死んだ事実を耳にしたとき。
棺に入った、幼なじみの遺体と対面したとき。
キレイだった幼なじみの顔が腐り、変わり果てた姿になっているのを見たとき。
僕はこれから、何をすべきだろう。
僕にこれから、何ができるのだろう。
