夫がこの癌に取り憑かれてしまった時
もう死んでしまう…と思った
夫も私に告げる時
「何もしてやれなかったなあ…」って言うものだから
ああこれからは何もしてくれない位居なくなってしまうのかと単純に受け止めて泣いてばかりだ

俺が死んでも誰にも連絡しなくていい
と言ったが私は散々連絡しまくったよ
それは辛さを分けたくて!
何人目かの夫の友人に知らせたとき彼が
「どこの癌?あ、上顎洞?俺の姉貴が昔それだったけど20年目ピンピンしてるから大丈夫だな!」
ですと
あの時嬉しかったなあ
その彼の姉貴は20年前の医療でまだピンピンなんだもの!

しかしながら悪性腫瘍には違いないだろう
でもでも幸いに上顎洞は密室に近いらしい
クシャミで腫瘍が飛び出して治った人もいるらしい!
これは娘婿の話だよ


昨日は夫と万引き家族を鑑賞して来たよ
うむ、深い闇
でも暖かい映画だった
私なぞは樹木希林さん演じるおばあちゃんに一番感情移入してしまった
独りぼっちは絶対嫌だわ
私の年金をあてにしてくれても良いから
誰でもいいから一人にしないでと強く思うようになっている
だから私は夫より一日早くお空に行きたい

孤独が怖い?違う

夫が無いのは耐え難いのよね