関東は水が硬く、関西は軟らかい、という。

 

硬い、というのは水に含まれているミネラル分が多いということで、軟らかいというのは、少ない、ということだ。より厳密に言うと、関東は硬めの軟水で、関西はかなり軟らかい軟水だそうだ。

 

ちなみに欧州は軒並み硬水だそうだ。

 

よく言われるのが、軟水はだしがきれいに取れるが、硬水は濁った味になる、ということ。

 

だから関西料理はだし文化で、関東や欧州は醬油(塩分)や香辛料での味付けがメーンとなる、らしい。

 

関東生まれで関東育ちの僕だが、関西にある奥様の実家に毎年通うようになった結果、硬水と軟水の差を痛感するようになった。

 

軟水で頭を洗うと、効果はてきめん、髪の毛が目に見えてペタンとする。びっくりするほど。

 

寝ぐせもつきにくい。朝起きて髪の毛がはねていたとしても、ちょっとミスで濡らせばすぐにぺったり。

 

良く映画で、金髪白人が手櫛で髪の毛にニュアンスをつけているシーンが出てくるが、これも硬水で髪の毛を洗っているからこそのことだそうだ。

 

関西生まれ関西育ちの奥様に聞くと、実家はシリコン入りシャンプー。東京に出てきて、シリコン入りでなくても髪に腰が出てきたので、東京ではノンシリコンにしたという。