5月になっても小学校の入学式の話で恐縮なのだが、小学校の入学式では山ほどの書類を渡され、明日までに提出するようにと言われた。

その中の一つを見て、私と奥様はのけぞった。

「連絡帳を代わりに届けてくれる人リスト」

つまり、お子様が病気などで欠席する際、先生と家庭との交換連絡帳を代わりに学校へ持って行って(学校から持ってきて)くれるお友達を3人、記入して明日までに提出、というものだ。

よく考えると、すごくハードル高くないか?

保育園や幼稚園に通わせずに育てたって人は、そこでアウトだし、入学シーズンに合わせて3月末に引っ越してきました、という人もアウトだ。

家に帰って「3人記入せよ」と言われても、もはや打つ手がない。

最近の小学校は個人情報保護のため、学級名簿もない。名簿があれば、近所のクラスメイト宅に押しかけて「初対面で恐縮だが、何とか頼む」と頼み込む手もなくはないが、それもできない。

幸い我が家は、同じ保育園の子の親の連絡先が分かっていたので、そこに頼んで3人確保することができた。

しかしこれは、たまたま運がよかっただけなのだ。

うちは朝一番乗りで保育園にカチコミ、最後の時間に引き取るという家庭だったため、ぶっちゃけ、お友達のお母さん(お父さん)と登下校で一緒になる機会が少ない。

お子様が仲のいい友達の名前は知っていても、親の顔と名前は曖昧模糊としている。

本当にたまたま、保育園卒業の際に「先生への謝恩会」を開くための保護者LINEが開設されていたため、運よく、連絡が取れただけなのだ。

というわけで本日の教訓としては、PTAとかもきちんと参加して、よその家の連絡先を早め早めにゲットしておかないと、いつか何かの際に詰む可能性がありそうだ、ということだ。