今年は3月の冷え込みで桜が遅くなった。
すっかり「卒業式の花」と化した桜だが、お子様の入学式は桜の校庭で行われることになった。
学校からは、山のような書類が詰め込まれた紙の手提げを配られた。「明日までに記入してご提出を」
書類社会である。
大量の書類に、学校側の事務処理能力も追い付いていないようだ。
式が始まる前に、「書類をご確認ください。どなたかお一人の袋に、青の書類封筒を入れ忘れました」
式の後にも、先生が声を張り上げた。「白の書類封筒も余っています。どなたか、入っていない方がいるはずです。御確認ください」
紙に翻弄される学校側に続き、PTA会長からの説明があった。
「最近はPTAも改革ばやりなので、ここのPTAは原則オンライン連絡。役員ノルマもなし。今のところ、それで回ってます」
役員ノルマなし?希望者のみで良いの?ほんとにそれで回るの?
と、喜びといぶかしさが半々のままで説明を聞く。
ついでに言うと学童は、自治体の一括施行スタイルで、実際の運営はお馴染みの大手保育園チェーンに委託。
学童の弁当も、前日までにスマホで仕出しを注文可のスタイルなので、保育園時代とあんまり変わらないというか、なんというか。