お子様の乳歯がいかんともしがたいことになっている。まるでサメのようだ。

 

具体的には、前歯が二列になっている。

 

乳歯の列の後ろ(内側)に、永久歯が生え始めたのだ。

 

歯医者に行くと、乳歯の方が「外側すぎる」生え方だそうで、永久歯はむしろ「正しい位置」だという。

 

でまあ、「乳歯は抜きましょう」ということで、麻酔をかけて一本抜いた。歯医者いわく「次回、もう一本抜きましょう」。

 

次回行くと、今度は院長先生が出てきた。

 

抜きますか?「うーん、様子を見ましょう」

 

院長先生いわく、乳歯は結構ぐらぐらしているので、放っておけば自然に抜けるような気がする。未就学児に麻酔を打つのはリスクがあるので、なるべく避けたい。

 

というわけだ。

 

セカンドオピニオンというわけではないが、行きつけの小児科でその話題が出たときに聞いてみたら、そこの院長も「歯科医じゃないから何とも言えないけど、保育園児に麻酔を打つのはヤダっていう気持ちはよく分かる」とのお言葉だ。

 

ところが、就学児検診に行ったら、診察してくれた歯医者は「2列になってるよ、早く抜かなきゃだめだよ」。

 

「様子を見ろと言われた」といったところ、「大丈夫、抜いちゃえ」。

 

とまあ、意見が分かれているのだが、あえて分類すると、いざというときに(医療過誤の)訴訟を起こされかねない立場の人は慎重だ、ということだ。