我が家にカブトムシがやってきた。

 

保育園で大量に育成していたのだが、各家庭に払い下げられてきた。

 

お子様は「女の子がいいな」と言って、メスのカブトムシを選択。

 

ラベンダーちゃんと名付けた。

 

ホームセンターで飼育セットを購入。お子様は家に歓迎の飾りつけ。紙のわっかかざりと、歓迎のイラストを用意する。

 

お子様作のイラストには、両親だけでなく、ミミズやハエやクモやカやアシナガバチが「いらっしゃい、ラベンダーちゃん」と呼び掛けている絵だ。

 

Gはいなかった。

 

じっと見守るお子様。

 

だが残念ながら、ラベンダーちゃんは基本的に夜行性なのだ。

 

というわけで、寝る前や起きてすぐ、家族みんなでラベンダーちゃんを観察してあいさつすることになった。

 

カブトムシを飼うのは、実に久々。つまり、ほぼ初見に近いぐらいにしか記憶は残っていない。

 

カブトムシ。とにかくノロノロしている。地中で眠っているか、樹液ゼリーをなめているかどちらか。

 

そして、結構ゼリーの消費量は多い(蒸発しているのか?)

 

にもかかわらず、人の気配がそばに近づくと、途端に素早く動き出し、地中に隠れようとする。

 

その素早さはGのようだ。黒光りしているし。