気がつくと、いや、いつもお子様の発達については、「突然、ふと気がつくと」なのだが、とにかくボタンを外せるようになっていた。

 

シャツの小さなボタンではなく、ジャンパーの大きなボタンなのだが、とにかくボタンを自分で外している。

 

しばらく前から、外から家に戻ったとき、「じぶんでやる」といって、ジャンパーのボタンと格闘するようになっていた。

 

外す、というより、引きちぎる、という表現がぴったりなムーブメント。

 

ひやひやしていたが、「じぶんで」と言い張るので、好きにさせていた。

 

結局外れず、「できない~」と泣きついてくるのだが、半月ほど前から、一番上か下のボタンが一つ、外れた状態で、「できない~」と抱きついてくることが、ときおりあることに気づいた。

 

あれ、元から外れてたっけ?自分で外せたのか?

 

でもやっぱり、引きちぎる的な不器用ムーブメントのままだ。

 

それでも昨日、格闘するお子様を置いて台所で作業をしていたら、「ぬげた」と言いながら駆けてきた。

 

廊下を見ると、ジャンパーが脱ぎ捨てられていた。

 

すばらしい進歩だ。

 

次は、脱いだ服をソファの上まで持ってくるとか、ハンガーに掛けられるようになるとか、なっていただきたい。