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Bunbunのブログ

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デパートの閉店が全国的に相次いでいるが、帯広市内にある道東唯一の“藤丸デパート”は、先月1月末で閉店した。株式会社藤丸は、地元十勝地区では「藤丸さん」と呼ばれて親しまれていたが、120年の歴史に終止符を打った。売上減少が続き新型コロナが追い打ちをかける中、自社単独での事業継続は困難と判断したが、再興は難しいと思っている。

中心市街地活性化のついては、十勝・おびひろに限らず全国各地が抱えている問題である。高松市丸亀町商店街も、ご多分に漏れず一時さびれシャッター商店街に陥っていたが、住民の知恵と創造で再生を果たしたそうだ。

市街地活性化の雄として、行政の関係者や観光客が連日訪れている。この再開発は、おそらく全国で初めての民間主導型再開発を成功したプロジェクトとして国も注目している。ただ、プロジェクトには、お金がいる。しかも、そのお金をどのような方法で集め、どのように効果的に使うかであろう。藤丸デパートの場合にも、再興となれば耐震構造の補修費などで多額のお金がかかるそうだ。そのため、私は次のように考えている。

  • 地権者は、再生支援会社の(株)そらに無償譲渡
  • 建物の活用は、(株)そらを中心に行政を巻き込んで検討
  • 他の事業者の、理解が得られることが前提

上記の諸点は難問ばかりであり一筋縄にはいかないが、帯広市の中心街に面しており、隣にある広小路のシャッター商店街を考慮すれば、あまり時間もなく悠長のことは言っていられないだろう。帯広市内中心街にある藤丸デパートがなくなれば、仕事の関係で“まち”をたくさん見てきたので、町がさびれていくのは必至である。

帯広市役所、商工会議所、十勝振興局、日銀帯広事務所、北海道財務局、十勝観光連盟など、官と民が一体となった取り組みが求められるだろう。なぜなら、これは十勝のみならず、北海道、日本の問題でもあると思うからである。

「十勝の活性化を考える会」会員

 

地元新聞の「編集余禄」欄を読んでいたら、“精力善用”のことが書かれていた。精力善用とは、その自己の力を使って相手をねじふせ威圧したりすることに使わず、世の中の役に立つことのために能力を使いなさいということである。ウクライナ戦争や我が国における軍事費の増大を見ていると、現代はその逆を行っているように思えてならない。

講道館柔道の創始者 加納治五郎氏が唱えた理念は、「精力善用」・「自他共栄」・「世界平和」であった。ロシアのプーチン大統領が、柔道をやっていたとは思われない。

連続テレビ小説「なつぞら」を見ていたら、演劇部の顧問教師が、部員にもっと演技に「魂(たましい)」を入れるようにと言っていたが、顧問教師は、「もっと本気になってやれ」と言いたかったのだろう。精力善用と同じことである。

一方、作家であった三島由紀夫氏は、約1,000人の東大全共闘を前にして、「言葉は、言霊を持って語れ!」と言った。すなわち、心(魂)の言葉で語れということである。 ウソがまん延している世の中なので、日本では心で語る言葉はあまり見られない。

彼は、“自利他利が大切であるとも言った。自利利他とは、自利は自らの悟りのために修行し悟りを開くこと、利他とは、他人のために尽くすことである。すなわち、自らの努力により得たものを他人にも還元し、他人の為に動くことで自分も成長することである。

彼は憂国して割腹自殺で人生を終えたが、人生には大義が無ければいけないのである。大義とは、これから実現しようとする未来に向けて、その行動の源となる正当な動機である。

 作家 瀬戸内寂聴氏は、三島由紀夫氏の眼を見て、「こんな目を持っている人はみたことがない」と言ったが、作家 川端康成氏も同じような目をしていたと思う。二人とも自利利他であったから自殺したのではないかと思っている。

三島由紀夫氏が言っていた“武士道”、そして川端康成氏の“日本人の美の心”を言いたかったのだろう。川端康成氏は、1968ノーベル賞の受賞講演におけるその冒頭は道元(1200~)の歌だった。

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり

と明恵(1173-1232)

雲を出でて 我にともなふ 冬の月 風や身にしむ 雪や冷たき

というふたつの歌を題材に話をすすめていくもので、他に良寛や西行なども引用し、主に歌をみながら日本の心を省みるものであった。日本の心を世界に堂々と示したのだ。今日おもうに、これは何と世界性を有していたことであろうか。さらに、「雪月花の時、最も友を思ふ」を引用し、四季折々の美にめぐりあう幸いを得た時には、この喜びを親しい友と共有したいという。この「友」は、広く人間ともとれよう。

「十勝の活性化を考える会」会員

私は、中小企業経営に携わる仕事に携わってきました。中小企業の従業員は「玉石混交」で、そのような中で「どのように人を使うか」で経営者は悩みます。その結果、大企業でも日産や東芝のように「イエスマン」ばかりになって財務悪化を招くこともあります。また、民間企業では倒産するかもしれないので、公務員と違って毎日が命がけなのです。

公務員から民間会社に転職した人が、“公務員と民間人の違い”は、危機感の違いにあると言っていました。日本はいま、1千兆円を超える国債という多額の借金を抱えています。財務省のホーム ページにも、「日本の財政は、危機的な状況に陥っている」と書かれていました。日本の国は、本当にこのままで良いのでしょうか。

世界各国は、地球温暖化・コロナ禍・戦争などで大変なことになっています。日本は公僕が頑張らなくても本当に大丈夫なのでしょうか。これからの日本は、急激な人口減少で大変な事態が予想されます。民間人は一所懸命になって頑張っているのですから、公務員も一緒になって頑張ってもらいたいと思っています。

息子が国家公務員になる時、「一生に一度は、命懸けで仕事をする時が必ず来る。」といって送り出しました。日本人はお上に弱いそうですが、息子は命懸けで仕事をやっているだろうかと心配になっています。 “火事場のバカ力”と言う言葉があります。今の日本は火事場だと思いますので、今が公僕の腕の見せどころだと思います。

それでは、どのような方策で日本を立て直すのでしょうか。増税でしょうか、あるいは減税でしょうか。良い方策は自分の頭では見当たりませんが、言えることは各自が持つ力を一点に集中させることです。一点に集中させるためには、頭脳の集積が必要です。どのように頭脳を集中させるかは、公僕の得意とするところだと思います。

後日、この文章について高校の校長だった方から、賛同のメールをいただきましたことを付け加えさせていただきます。  

「十勝の活性化を考える会」会員