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私は、零細企業でパートタイマーにより働き始めている。それで分かったのだが、その零細企業を少し変えれば “オンリーワン企業になれると思っている。その理由は「三方良し」で、従業員が一致団結して働いているからである。

近江商人の経営理念である「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」を社員に徹底していることである。つまり売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心から満足し、商いを通じて地域社会の発展にも貢献しているからである。

地元唯一のデパートが閉店し寂しくなった十勝であるが、このような企業が増えていけば、十勝が北海道で一番住みやすい地域になると思っている。そのためには、十勝人ひとり一人が自分の役割を十二分に果たすことだと思っている。そして、一人当たりの生産性を上げることである。

簡単に生産性を上げることと書いてしまったが、これが中小企業にとっては大変難しい。なぜなら、これには人材投資を含めて、お金がかかるからである。この経済計算ができるか否かが、経営陣の器だと思っている。

中小企業経営に携わってきたものとして思うのであるが、企業が伸びるためには差別化戦略を行なうことである。そのひとつにオンリーワン戦略がある。オンリーワン戦略というのは、「他社にない価値を提供し自社を選んでもらう」ための戦略である。自社の希少性を高め、自社にしかない強みを打ち出して、ニッチなマーケットで強い威力 を誇るというメリットがある。ライバルが真似することのできない、自社だけの付加価値をつける戦略のことで、中小企業が目指すべき戦略である。

中小企業の場合、経営資源が大企業に比べて少ないケースが多い。そのため比較的安い投下資金で、高い付加価値をつけることのできるオンリーワン戦略が望ましく、中小企業にとって最も求められるブランド戦略である。

アイデア次第でライバルよりも高い利益率を上げることも可能となるため、中小企業にとって余裕のある戦い方ができる。これに口コミなどの力が加わると、さらに市場を拡大する。顧客の紹介や噂などでどんどん市場が拡大していくため、最終的には、特定市場でブランド化するようになる。

「十勝の活性化を考える会」元会長

 

十勝は、スケート王国である。古くは、長野オリンピックのスピード競技500mでの清水宏保選手、韓国のインチョンオリンピック団体パシュートで高木姉妹が、北京オリンピックでは、高木美帆選手などが活躍した。高校選手権では、十勝の白樺学園高校スケート部が男女とも優勝した。

同校スケート部は、全道各地から優秀な選手が集まるようで、息子の友人の嫁さんも同校のスケート部であった。同校卒業生でオリンピアンでもあった川原正行監督(67)は、2021年4月、スケート少年団をクラブチームに衣替えした。保護者の負担を軽減することで、子供たちのスケート離れを防ぐことが狙いである。

ソチオリンピアンの辻麻希さんが、昨年、同クラブのコーチに加わり6人態勢になった。スケートするにもお金が必要である。選手を資金面で支えようと、今季は地元企業4社からの支援もあった。

費用負担を理由に引退に追い込まれる選手を救おうと、「所属企業を無くし困っている選手がいる」ということを聞きつけたT企業の社長が同選手を雇用、その選手がインチョンオリンピックにも出場、会社が盛り上がったのは言うまでもない。

こうした地元企業の熱意が、未来のオリンピアンを育むのである。スピードスケートは十勝に根付いたスポーツだから、続けられる環境作りが大切である。札幌オリンピックの開催が決定すれば、スピードスケート会場となる“明治十勝オーバル”が白樺高校のすぐとなりにある。ここでは、高木美帆選手や未来のオリンピアンが練習に余念がないのである。

「十勝の活性化を考える会」会員

 

2020714日付け朝日新聞の天声人語の記事である。

『北海道の二風谷でアイヌ伝統の木彫り工房を営む貝澤徹さん(61)は、少年時代の一夜を覚えている。ストーブの前で弟と翌日の釣りの話をしていると、両親に「火の神様の前でしゃべったら、全部魚に伝わってつれなくなる」と言われた。

火の神はアイヌの言葉でアペプチカムイ。貝澤さんは、白老町で開業した国立施設「ウポポイ」の作品を頼まれ、この作品を選んだ。「アイヌの文化では、自然界にたくさん神がいる。中でも火の神様ものごとを伝えててくれるんです」。

木彫りのアペプチカムイは、ウポポイの博物館に展示された。貝澤さんの祖母をモデルにした女性の顔を囲み、災が天に伸びる。災の隙間から細やかなアイヌ文様がのぞく。よく見ると、女性の口のまわりや手の甲には、入れ墨の模様があった。

明治政府は、女性の入れ墨や男性の耳輪の風習を禁じるなど同化政策を進めた。狩猟や漁労の生業を否定し、学校でもアイヌ語を話せさせなかった。研究の名で墓から遺骨が持ち去られた。

国際世論におされ、政府がアイヌの人々を日本の先住民族と認められたのは2008年のこと。文化復興のために作ったのがウポポイである。ただ、「国家が観光に利用」 「先住権はないがしろにされたまま」と抗議する人たちもいる。

貝澤さんが           アペフチカムイを彫ったのは、樹齢400年を超える埋もれ木だ。明治以来、150年の間に風前の灯火にされたアイヌの壮大な文化が、再び豊かな火をともすよう願う。』

貝沢徹氏は、息子の義父である。彼の顔を見ていていつも思うのであるが、何と人間らしい顔をしているのだろう。人間らしいアイヌのことを、アイヌ語で「アイヌネノアンアイヌ」というらしい。

【北海道新聞 2018.12.10付け電子版の掲載記事】

平取町二風谷の工芸作家貝沢徹さん(当時60歳)が、アイヌ民族の守り神であるシマフクロウの木彫りの大作に取り組んでいる。札幌市が2019年3月、市営地下鉄南北線さっぽろ駅構内の歩行空間に展示するオブジェだ。貝沢さんは「多くの人に親しまれる作品に仕上げたい」と日々、木づちでのみを打っている。 

 白老町の民族共生象徴空間の20年開業をアピールする「アイヌ文化を発信する空間」に設けられ、同空間では最大のオブジェとなる。貝沢さんは英国の大英博物館に作品を出品するなど高い技術に定評があり、札幌市から今春に制作を依頼された。

 作品はアイヌ民族の守り神シマフクロウが空に飛び立つ姿で、高さは2メートル40センチ、左右の翼を胴体に合わせると、両翼は4メートル超となる。原木は平取を流れる沙流川にあった埋もれ木で「いつか大作を制作するために保管していた」という。

 貝沢さんにとってこれほど大きな作品は初めて。胆振東部地震で工房内の作品も倒壊する被害を受けたが、原木を立てずに作業をしていたため、シマフクロウ像の倒壊は免れた。「立てていたら倒れて割れ、やり直しだった」と話し、守り神に救われたことに感謝している。  

     

木づちで慎重にのみを打ち、作品作りに没頭する貝沢徹さん