令和2年9月26日付け北海道新聞に、映画監督 大島新氏が菅政権について、次のように書いていた。
『(前略) 私がこの政権に望むことはただひとつ、嘘をつかないでほしいということだ。 安倍政権で起きたさまざまな疑惑。 森友、加計、桜を見る会、黒川検事長の定年延長、政権に近いとされるジャーナリストの性暴力を巡る訴訟・・・。
どれをとっても国民が納得する回答が政府から返ってきたとは思えない。そして官邸を守るために嘘をついたとしか思えない官僚の言動がくりかえされた。
これが、安倍首相と菅官房長官のコンビで行われた「官邸主導」の結果である。その過程では、森友学園問題で公文書の改ざんを命じられ、在職中に自らの命を絶った財務省近畿財務局の赤木俊夫さんの悲劇もあった。こんなことが許されていいはずがない。
(中略)
「清獨併せのむ」という言葉が、政治家の当然の資質のように語られ、権力闘争なのだから勝った者が正しいのだ、などという言説が大手を振る。いったいいつから、こんなことが当たり前の世の中になったのか。国のトップが嘘をつく、官僚がそれに屈し、恥の上塗りをする。その結果は、社会のモラルや倫理観の崩壊につながるだろう。 (後略)』
この記事を読んで、次のように思った。最近の国会中継を見ると“山田真貴子氏”内閣政務官の倫理規定違反など、政府自民党の国民に対する“お詫び”が多すぎる。一方で野党は、私にとってくだらない質問が多すぎるような気がする。今は、世界中を揺るがしている100年に一度のコロナ禍の真っただ中であることを忘れないでほしい。太平洋戦争の時も、国会でこんなくだらない議論をしていたのだろうかと思って、日本はとても平和な国であると思わざるを得ない。
中国がコロナ禍に乗じて、弱い国に対してマスク外交などを展開しているが、アメリカが世界の警察官を放棄したので大変怖い存在となっている。日本は、尖閣諸島などの領土・領海を守れるのだろうか。
ところで、いまの子供を見ると、まずは疑心暗鬼で大人を疑い、嘘をつく子供が多い。子供は親の背中を見て育つので大人が悪いと思うが、大人を信用したばかりに事故に巻き込まれる子供もいるので仕方がないのかもしれない。最近、引きこもりや自殺者が増えているという。自宅の周りにも引きこもる人がいるが、今の世の中に堪えられなくて、引きこもりや自殺者が増えるのであろう。日本には、100万人以上の人が家に閉じこもっているそうである。親の気持ちを考えると何とかしてやりたいが、難しい問題が潜んでおり簡単なことではない。
今月、「十勝の活性化を考える会」主催で、黒人と白人との人種差別問題や学校のイジメなどについて意見交換する予定である。大人のみならず子供たちも様々なストレスを抱えていると思うが、何か良い解決策が見つかればと思っている。
「十勝の活性化を考える会」会長