日本テレビ系毎年恒例『24時間テレビ47』(8月31日・9月1日)のテーマが、番組開始当時から採用されていたテーマ「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更された。20日放送の朝の情報番組『ZIP!』で発表された
同番組は1978年に第1回が始まった。長きにわたり、チャリティー募金を呼び掛け、46年間で総額433億64万3146円の寄付金が集まった。同寄付金は、24時間テレビを放送する全国31社の放送事業者で組織される公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」を通して、国内外の被災地へ迅速な災害復興支援、全国各地からの要望に応える福祉車両の贈呈、全国食支援活動協力会と共に子ども食堂の支援など、その他、多岐にわたるチャリティー活動を長年続けていた
しかし、昨年11月、公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」の1社で寄付金の着服が発覚。番組内で水卜麻美アナウンサーが「寄付をしてくださった方々、チャリティー事業に関わってくださった方々、並びに視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり、改めて心よりお詫び申し上げます」と謝罪した
今後は、支援を必要とする方々に責任をもって届け続けるため、再発防止策を講じ、安心・安全な募金活動の実現をお約束すると共に、真摯にチャリティーと向き合い、信頼回復に努めるとしている
そんな中、1978年の第1回から昨年の第46回まで、変わることなく使われてきた「愛は地球を救う」という番組タイトルを変更することに。約半世紀の間、続いてきた番組タイトルの意味、チャリティーの本質を見つめ直す”決意”をテーマに込めた
「今、チャリティー番組、24時間テレビの果たすべき役割は?」と、自らの活動、番組の在り方を問い直す、新しい24時間テレビ”元年”を目指す
チャリTシャツを手がけて下さったのは、スタジオジブリ宮崎吾朗監督