松倉海斗&川島如恵留、音楽劇でW主演 | シオンのブログ

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Travis Japanの松倉海斗、川島如恵留が6月24日から7月8日まで東京・日本青年館ホール、7月12日から7月16日まで大阪・オリックス劇場で上演される音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』にW主演



華麗なアクションと独自の映像美で鮮烈な印象を残す、香港映画の傑作『男たちの挽歌』(1986年)が、世紀を超え、国境を超え、「音楽劇」として、あらたな鼓動を打ち始める。今作は、過酷な環境のもと、裏社会で生きざるをえなかった男を中心に、刑事となった弟との葛藤と絆、同じくはぐれ者として生きる親友との繋がり、それぞれの“信義”のあり方を描く物語



激烈で華麗なガンアクション、“バイオレンスの詩人”と謳われたジョン・ウー監督ならではの映像美、そしてチョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャンら個性豊かな俳優たちの演技で世界を驚かせ、 大ヒットを記録、クエンティン・タランティーノ、ロバート・ロドリゲス、ウォシャウスキー姉妹など、次世代のクリエイターにも多大な影響を与え、アクション映画史を変えたと言われている



舞台版のオリジナル脚本、演出を担うのは、『焼肉ドラゴン』(08年初演)をはじめとする在日三部作のほか、『泣くロミオと怒るジュリエット』(20年)、『てなもんや三文オペラ』(22年)『欲望という名の電車』(24年)、など、一貫して、社会の片隅で力強く生きる人々の姿を描き続けてきた劇作家・演出家の鄭義信氏



今回は時代設定を天安門事件(1989年)~現代に移し、原作の核でもある兄弟愛や友情のドラマ、人と人がぶつかり、つながるパワフルなエネルギーはそのままに、香港の現代史を踏まえた、大きな社会のうねりを体感できるドラマを立ち上げる



映画ではレスリー・チャンが演じた弟・キット役には松倉が扮し、兄への反発から正義感を燃やす青年の繊細さと情熱とを表現。同じくチョウ・ユンファが演じ、二丁拳銃を手に敵地に乗り込む姿をはじめ一挙手一投足が注目された兄の親友・マーク役は川島が担い、スタイリッシュな振る舞いの中にも熱い情を抱く男を体現する



新橋演舞場など大劇場での豊富な演技経験に加え、グループで挑戦したアメリカ武者修行も経た歌、ダンスの実力は、両者とも言わずもがな。ヒップホップやロックの要素をふんだんに取り入れた、本作の音楽劇としての側面を豊かに膨らませる。グローバルデビューに加え、米NBCの公開オーディション番組『America’s Got Talent』への挑戦など、世界の舞台に挑戦してきた2人の、俳優としての新境地にも注目



さらに、主演の二人を支える俳優陣にも実力派が集結。物語の柱を担うホー役を劇団EXILEの青柳翔が演じるほか、岡田義徳、尾上寛之、上瀧昇一郎、清水優、中村まこと、福井晶一、神保悟志と個性豊かな面々が、現代香港に生きる人々を活写する






【松倉海斗コメント】
原作の映画がとにかく、渋くてかっこよくて。ガンアクションも観ていて声が出そうなくらい迫力がありますし、好きなシーンがたくさんあって、それを自分が演じるのかと思うと、本当にワクワクします

Travis Japan全員で舞台に立った経験はあっても、二人で主演というのは初めての経験なので、如恵留との絆もいっそう深まりそうですし、ほかの出演者の方々とも、熱く語り合いながら、この作品をつくりあげたいです。一つの物語の最初から最後まで、生のお芝居で届けられるのが、舞台のいちばんすてきなところ。そのためにも、ちゃんと軸を持って、舞台上で役として生きられるよう頑張りたいと思います





【川島如恵留コメント】
アクションもお芝居も、すべてがつくりこまれた傑作だからこそ、映画の世界だけで終わるのではなく、舞台化できることを嬉しく思います。音楽劇になるというのも大きな変化ですし、舞台のアクションシーンはどう演出されるのか、僕たち自身も楽しみにしつつ、稽古に、本番に体当たりしていきたいです。舞台は僕を育ててくれた“畑”のような場所。こうしてまた主演というかたちで立てるのは本当にうれしいし、この作品を自分たちの代表作として、再演を重ねていければいいなと思っています。一寸の手抜きもなく、自分たちも、そしてもちろんお客さまにも満足していただける作品にしていきます





【脚本・演出 鄭義信】
映画で描かれた兄弟愛や友情といったテーマは、今でも充分共感していただけると思いますし、何より、アクションもドンパチもあって、歌もあって、踊りもあって…とにかくワクワクできる芝居をつくりたい。あの香港ノワールの名作を観て「かっこいいな!」と思った気持ちを、お客さんと分け合いたいと思います

映画の英題は『A Better Tomorrow』。誰もがよりよい明日を求めているんです。今回は天安門事件をスタート地点に、自由を求めて香港に流れ着いた主人公たちの行く末を描いていきますが、明日に希望が持てる物語にしたいと思います