実は、今夫とは冷戦状態になっている。

 

本当に些細な口喧嘩から始まったのに、こんなにも長引くとは・・・。

 

以前にも書いたが・・・→意地がはれない

 

私自身が意地っ張りなのも原因ではあるとは思う。

夫は、瞬間湯沸かし器なので、カーっと怒って、すぐに笑える人→コチラ

その違いはある。

 

ただ、今回はどうにもこうにもムカッとしてしまった。

 

本当に些細なこと。

夫が私がしないといけない事をしてなかったのを責めた時に出た言葉。

 

「ほんまに犬みたいやな」

 

これ、別にバングラデシュという国に住んでなかったら、ここまでムカッと

きてなかったと思う。

きっと

 

「なんだそれ?」

 

とかで、流せていたはず。

別に犬が嫌いなわけじゃないし。

 

でも、バングラデシュでの犬の扱いを知ってしまってる私は、これを流せなかった。

 

バングラデシュの人は、結構人を侮辱する時に、この言葉を使う。

私の周りの人だけかもしれないが、外を歩いていた時も、

ようこの言葉を聞いたから。

 

だから、一瞬カーっとなった。

 

「それ、私がわからんと思って言ってるの?バングラデシュで、犬って

どういう時に使われてるか、私が知らないと思って言うてるわけ?」

 

と声が大きくなった。

 

夫は、一瞬ヤバいって顔をしたが、謝らなかった。

 

これにますます腹が立った。

 

もし、バングラデシュに住んでなかったら・・・こういう言葉のニュアンスとかを

知らなかったら、ここまで腹が立ったり、悲しくなったりはしないんやろうなぁと。

 

そういえば、昔友人から聞いた話で、イタリア人の彼とフランス人の彼女が付き合って、

お互いがお互いの言葉を勉強して、ペラペラと2人とも話せるようになったとか。

始めは、お互いの言語を知り、もっとお互いの事を知りたくて、

一生懸命に勉強したはずなのに、知りすぎてしまったのか、ほどなくして2人は

別れたと言うていた。

 

当時は、せっかくお互いの言葉を話せるようになったのに・・・と思っていたが、

今はようわかる。

知らんくてもええ事はいっぱいある。

 

知りすぎるのも良くないわと、密かに思った断食の夜。

 

あ・・・お腹が空いてるから余計に腹が立ったのかも・・・。

って、そういう事ではないわな。