夜勤の時はどうも上手く眠れません。

加えて壁の薄い建物の上、道路に敷かれた鉄板の車が通る度の音…


寝不足にもなります。


さて、人それぞれいろんな人生があります。


私の幼少時代の体験は、かの《ホームレス中学生》よりひどい物かもしれません。結構面白いドラマになります。


あの主人公、田村君でしたっけ、彼は素直な貧乏なんですよね。それが周りにも受け入れられて、あれだけのヒットに繋がったんだと思います。


でもね、貧困は人の性格まで貧しくしてしまう可能性があるんですよね。

貧困話って、なかなか人に自慢して言えるものでもないですよね。私も人に話したりする事はありません。


でもこういう物語がヒットすると言う事は、どこかで自分と比べて安心してみたり、こんな人もいるんだからまだまだって奮い立ったりしているんでしょうか…



私は運命は、変えられない、どうしようもない物だと思っています。


こんな話をすると、イヤ、そんな事はない!!
自分の努力で、どうなりたいかという思いで運命は変えられる!

って言う人が必ず居るんです。

そういう人と議論した事もありますが、平行線で疲れだけがお互い残るんで、そんな話題最近は避けています。


彼らはいつも言います。
だ・か・らダメなんだって…
そんな事をいつまでもクヨクヨ考えているから良くならないんだよって。

別にクヨクヨ考えてる訳じゃないんですよね。
自分なりに分析してるだけなんです…


例えば、極端な話をしましょうか。
極端ですけど、十分有り得る話です。

民主党の政策によって、高速道路の料金が無料になりました。


その日ある家族は、日帰りで遊園地に出掛けました。
楽しいひと時を過ごした帰り道、無料になった高速道路を走ります。

トンネルを抜けた途端、目の前に迫る対向車…

助かったのはドライバーのお父さんだけ…妻と幼い子供二人は即死でした。


相手の車は逆走して来たのです。75歳のおじいさん、この人も即死です。


残されたお父さんは、相手の遺族から聞かされます。
高速道路なんか走った事なかったのに、無料になったんで走ってみると出掛けたんです…


怒りをぶつけようにも、加害者も残っていません。

ここで被害者のお父さんが、民主党さえこんな法案通さなければ、民主党さえ政権を取らなければ…と思う気持ちを、面と向かって否定出来ますか…?


分かってるよ、そんな事!言ってみても意味ない事なんて、俺が一番分かってるんだよ!!


運命は残酷です






今日は夜勤です。

工場勤務というのは、人と話す事があまりないので自分の世界に浸れます。


さだまさしの、正解に言えばグレープ時代に歌っていた『無縁坂』と言う曲があります。


好きとか嫌いとかではなく、以前から気になる歌でした。
自分の母親と重ね合わせて、涙する事もありました。


それがつい最近、TVで彼らの唄う『無縁坂』が流れたのです。


さださんは、唄いながら涙してました。
泣きながら唄っていると言うのとは、ちょっと違います。

一点を見つめ、一筋の涙が頬を伝うんです。悔し涙でもなく、ただスーッと涙がこぼれ落ちるんです。

《運がいいとか悪いとか、人は時々口にするけど、そういう事って確かにあるとあなたを見ててそう思う》


私の母親はまだ生きてますが、アル中の父親に暴力を振るわれ、博打に女にと、ろくな人生ではなかったなと思います。


そこを考えれば可哀相な母なのですが、その矛先は全て私に向かっていました。

現代ならば虐待で問題になるくらい、父親はもちろん、母親からも暴力を受けていました。


理不尽な事で叩かれ、殴られ、出ていけと最後には外に放り出されるか、暗い押し入れの中に閉じ込められていました。


父親はアル中の揚げ句、肝臓を患って39歳という若さで亡くなりました。


その時母親とはすでに離婚していたので、風の噂で母親が知り、告げられた時は泣きたくもないのに自転車を漕ぎながら涙が止まらなかったのです。


小四の春でした。
知らない土地に来て、金も無いオッサンが過ごす休日は、残念ながら寝る事以外楽しみはありません。


近くの観光地にでも足を伸ばそうかとも思うのですが、どうにも腰が重くて行動に移せません。


まあ、オッサンが一人で観光地に行っても、誰も見ちゃいないと言えば見てないんだけど、何か小っ恥ずかしいもんがあります。


この奴隷のような生活がいつまで続くのかと思うとゾッとします。


人は言います。前向きに、プラス思考で生きろと。


でもそれは、ある意味成功を収めた人だから言えるんですよね。どん底の時でも、必ず良くなると信じていた。朝を迎えない夜は無いと。


だから頑張れ!!


ん?


結構みんな頑張っていると思うんですよね。世の中で本当にどうしようもない一部の人を除いては。


人の運命って、何て不条理なんだろって思ってしまいます。


次回は自分なりの運命論を書いてみたいと思います。では。