13時にお宿をチェックアウトして博多座へ向かいます。

博多座のパン屋さんの上にある大きな電光掲示をまじまじと観察しました。
正面から見て映像の入れ替わりパターンを把握しようと思ったのですが、意外と難しくて途中で諦めました。
それから出来る限り横から見て、なるほど小さい点々の集まりかーと思ったりしました。
しかし小さい点々と思わせて実は結構大きい点々の可能性が高いですよね。
私は道路の信号機なんかも下に降ろして間近で見れば随分大きいんじゃないかと考えています。いつか信号機を間近に見る機会が訪れたら嬉しいです。


それから劇場の入口のある階まで階段をのぼりました。

ベルトパーテーションが設置してあって、職員さんも外に出て、一列に並び距離を取って入場するよう案内していらっしゃいました。
博多座さんありがとう絶対協力するから頑張ってって心の中で思いました。

入口では体温チェックと手指消毒が行われていました。
職員さんが手に消毒液をかけて下さっていたのですが、私は持参のジェルを使いたかったのでボトルを職員さんに見せて目の前で使用しました。「ご協力ありがとうございます」と言って下さいました。分かって頂けて良かったと安堵しました。もし意図が伝わらなかったらものすごいストレスを感じさせてしまうでしょうから。

それからチケットを目視で確認して頂いて自分で半券を切って箱に入れて入場しました。


さらにもう1階上がって、客席のあるフロアに着きました。
売店も営業されてましたが、昨年までのようなぎゅうぎゅう詰めで歩くのもたいへんな混雑はありませんでした。

大きな荷物をコインロッカー436番に入れて、いつものおにいさんのいらっしゃる物販コーナーへ行きました。
豆三郎を先に買ういつもの行動。
豆三郎は美味しくて売り切れるから…。

物販コーナーにはビニールカーテンがかかっていて、おにいさん方もしっかり顔を覆っていらっしゃいました。さぶちゃんラーメンさぶちゃん饅頭いかがですかの発声もなく。
買い物する人はベルトパーテーションに沿って1列に並びます。
譲り合いつつ私も並んでいましたら、もうひとりのおにいさんが不便をかけてすみませんというような声をかけてくださいました。
全然!そんな、という短い言葉と身振りで感謝を伝えました(伝われー)。
私こそストレスを与えてはいませんでしょうか。
しかもびんぼうにんだし重たい荷物が持てないので豆三郎を1個しか買わないんです。
とは口には出しませんでしたが、穏やかで親切なお声がけに心が和みました。

お会計の段になり、いつものおにいさんが「お久しぶりですお元気でしたか」と声をかけてくださいました。
私は、おにいさんはいろんなものに視界を遮られていらっしゃるから誰が誰だか分からないだろう、私もマスクをしているし、この状態でこちらからご挨拶したら、えっ誰?ってなってご迷惑だろうと思い控えていました。
嬉しくなって「おかげさまで…。お元気でしたか」とお尋ねしました。
「うーん」と言い淀まれるご様子から、私には想像もつかないほどたいへんな思いをされていることが伝わってきました。

それから昨年の公演にまつわることの後日談をお話ししてくださって、うわあおぼえててくださったんですね嬉しいです、と感激しました。
博多座公演に伺うことができてよかったと思いました。


今またやまい関係がちょっとしんどい状況になってきて…
公演前日からの、制限はありますが思いの交流ができたことが、今の気持ちの支えになっています。