奇妙な感覚がある
とてつもなく巨大で分厚い「白壁」
…壁ってか、白くて高く広がる構造物
それが一瞬にして自分の真ん前に
立ちはだかるような感覚
あるいは、
相反する状態が同居する心境
…説明しづらいけど、
静謐かと思いきや大喧騒の空間
超極太の物体にある極繊細な状態
みたいな感覚
就寝時、目を閉じると現れたり
体調が悪いとき、不意に襲われたり
不安と恐怖の中間くらいの
中々言葉にできずにいた微妙な感覚
特に白壁が迫ってくるやつなんかは
前世の最期の記憶(感覚)か?
とか、自分の記憶にはないけど
2歳くらいに股関節脱臼してたから
その治療でレントゲン台に乗せられた
ときのトラウマか?
とか、自分なりに考えて
一応結論付けたりしてたけど…
………………………
不思議の国のアリス症候群
[Alice in wonderland syndrome]
[Alice in wonderland syndrome]
身体の一部や全体が拡大、縮小、二重に見えたりする身体像に関する錯覚、 視界に映る距離や位置に関する錯覚、時間に関する錯覚などを主症状とする症候群。
主に一過性で長時間持続することはまずない。
極細と極太が交互にやってくる感覚
遠近感覚がぼやけてものの大きさが曖昧になる感覚
有限な大きさのブロックの集合体
白黒
自分を包み込む空間の筒
針とタイヤ
白黒
自分を包み込む空間の筒
針とタイヤ
などの感覚
キャロル(Carroll L)の童話「不思議の国のアリス」に因んで、トッド(Todd J)が命名した症候群である。
参考サイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/不思議の国のアリス症候群
http://www.mh-net.com/lecture/yougo/alice.html
など
………………………
まさにこれ
本当にありがとうございました
30数年分のカタルシスw
名称があるってことは
「その存在が認知されている」証拠
名が与えられているってことは
これほどまでに安心感があるのか
ちなみに梶井基次郎
「城のある町にて」という作品中で
アリス症候群らしき描写をしてる
………………………
「はあ、来るな」と思っているとえたいの知れない気持が起こって来る。――これはこの頃眠れない夜のお極 りのコースであった。
変な気持は、電燈を消し眼をつぶっている彼の眼の前へ、物が盛んに運動する気配を感じさせた。厖大 なものの気配が見るうちに裏返って微塵ほどになる。確かどこかで触ったことのあるような、口へ含んだことのあるような運動である。廻転機のように絶えず廻っているようで、寝ている自分の足の先あたりを想像すれば、途方もなく遠方にあるような気持にすぐそれが捲き込まれてしまう。本などを読んでいると時とすると字が小さく見えて来ることがあるが、その時の気持にすこし似ている。ひどくなると一種の恐怖さえ伴って来て眼を閉いではいられなくなる。
変な気持は、電燈を消し眼をつぶっている彼の眼の前へ、物が盛んに運動する気配を感じさせた。
………引用ここまで…………
文豪の表現力SUGEEEE
めっちゃリアルでKOEEEEE
でもこの感覚、共有できる人と
そうでない人との溝は深いだろなー