前の記事 こちら のつづきです
アミが地球にやってきたのは
伝えるべきメッセージがあるから
それは
「今、地球は変換点にある」
科学と愛のバランスが悪く
科学の方に異常に傾きすぎている
地球の文明が自滅する可能性が
非常に高いと知ったペドゥリートは
より高度な文明星人のアミに
安易に救済を頼んだり
「権力」「強制力」「圧力」などに
訴える方法を提案したり
「標準的な地球の少年」として
地球を守る手段を考案しますが
それらは根本的に間違っていると
アミは説きます
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(P54~59)
「じゃきみたち宇宙人は戦争はしないの?」
(中略)
「われわれは戦争はしない。なぜなら神を信じているからね」
「(略)神は存在する」
(中略:驚くペドゥリート。彼のイメージする神はいわゆる「キリスト」像)
「それはあまりに地球人的な発想の神だよ」
「どうして?」
「どうしてって、地球人のすがたかたちをしているからね」
(略)アミは笑って、小枝を手に取って砂の上にひとのかたちを描いて言った。
「人間のかたちは基本的には全宇宙共通だよ。頭、胴体、手足からできていて、でも多少それぞれの世界によって背の高さ、皮膚の色、耳のかたちなどに違いがある。ぼくは地球人と似ているけれど、それはぼくの星のひとは、地球の子どもとおなじかたちをしているからなんだよ。でも神は、人間のかたちなんかしていないんだ…散歩しよう」
「(略)神は人間のかたちをしていない」
「かたちはなく、きみやぼくのような人間ではない。無限の存在であり、純粋な創造のエネルギー、かぎりなく純粋な愛だ…」
あまりにも美しく表現したアミの言葉にぼくは感動した。
「だからこそ宇宙は美しく善良で、とてもすばらしいんだ」
アミが前に言った原始世界の人間や地球の悪いひとたちのことを考えた。
「じゃ、悪いひとたちは?」
「彼らはいつかよい人間に到達できるよ…」
「でもさいしょからよい人間に生まれていたなら、この世のどこにも悪は存在しないだろうけどね」
「でももし悪を知らなかったとしたら、どうして善を知り、善をよろこぶことができる?どうそれを評価できる?」
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地球人より進化した宇宙人は
神を信じているから戦争はしない
宇宙人ほど進化していない地球人は
神を信じている人同士で戦争をする
「神」の定義が
地球人と宇宙人では違うらしい♪
「高島田文庫(BOOKレビュー)」で
「アミ小さな宇宙人」の後に
とりあげる予定の書籍
「生きがいの創造」で出てくる
「光の存在」というものがあるのですが
アミの語る「神」の像は
この「光の存在」に酷似しています
そして、アミは「悪いひとたち」の
存在意義にも言及しますが
これは「日月神示」に見られる
「悪のおつとめ」にも通じますね♪
作者のエンリケ・バリオス氏は
文体や装丁からも「童話」として
この本を上梓しましたが
明らかにターゲットは
「オ・ト・ナ」♪
しかも「迷えるオ・ト・ナ」♪w
…つづく…