初めての


初めてのピアニストさん&会場へリサイタル遠征に行ってきました。


元々昼過ぎに仕事を終える予定だったのですが、夜は家族が出かけて不在という事を朝に知る。

夕飯を作る必要がない😊!

それならどこか行こう〜と思い立ちまして。


映画見ようかな、本屋をブラブラもいいな‥。

調べたら気になるリサイタルを発見。その日のうちに行って帰れる。決行✨


栃木県宇都宮市へ向かいました。


  宇都宮と言えば


餃子で有名、ですね🥟


最近の話題はライトレールが開通したことでしょうか。


今年1月にわざわざ乗りに行ったのです😁

JRの駅から東方向へ。すぐ田園風景になり、工業団地のある地域まで繋がっていました。



今回のリサイタル会場はライトレール乗り場に隣接した施設、ライトキューブ宇都宮(コンベンションセンター)。

まだ出来てまもない綺麗な施設、隣には商業施設もありました。


こんなとこです↓

(HPより)


クラシックのコンサート、北関東での公演は少なくなかなか出向く機会がないのですが、いいところあるではないですか!✨初めていく会場、楽しみ😊


  文 京華さん ピアノリサイタル


仙台に拠点を置くピアニスト、指導者としても活躍。SNSでは演奏動画やピアノの学びについて発信されています。

一度聴いてみたいと思っていた演奏家の1人、ベストタイミングでした✨



駅ビルに立ち寄り夕飯をとってから(流石に餃子はやめておきました)ホールへ。


駅直結なので便利です!

東京から新幹線で1時間で来られます😊


🔸🔸🔸

今回の公演は宇都宮音楽芸術財団による定期講演会の一つ。毎月1回室内楽やピアノのコンサートを開催しているそうです。

会員制を取っていますが、一般の当日券が用意されていました。


会場はこんな感じ。座席は120-30先程だったでしょうか。新しくてピカピカでした!

室内楽も美しく聴こえる音響設計と司会の方が説明していました。

そしてピアノはスタインウェイ。



時刻になり、公演開始。


桜色のドレスを纏った文さんが舞台に進みます。

一礼してピアノへ。


ひと呼吸おいたあと演奏に入りました。


前半はラヴェル。

ソナチネ 嬰ヘ短調 M40


優しく輝く光の様な音✨

大小の音の波が押し寄せてくる感じ。


一気に引き込まれました。

特に美しいと思ったのは弱音、とても弱いのに存在感がある。

集中して聴いていたせいか、あっという間に第三楽章まで終わっていました。


司会進行の方とのトークを挟み、続く組曲「鏡」へ。全曲演奏されましたが、印象的だった曲をいくつか。


第1曲 蛾

暗くなりかけた空をあちらこちらと彷徨い羽ばたく蛾のイメージを持ちました。


第3曲 海原の小舟

アルペジオの強弱の幅が広い✨

ソナチネの時も感じたのですが、1音1音は細かい砂の粒の様に繊細な音、これが集まり大きなうねりとなって向かってくる。波の様。ピアノから発せられる響きの美しさに聴き惚れてしまいました🥰


第4曲 道化師の朝の歌

軽やかに音が舞う。色鮮やかな絵画をみている様な感覚になる。もう一曲あるのに拍手しそうになってしまった😅ラスト第5曲も素晴らしかった!


シューベルト、シューマン、ブラームスの様に歌(メロディ)がはっきりした曲が好きなこともあり印象派の曲は聴く機会が少なかったのですが、これは今後色々聴いてみようかな‥と思いました。


  後半


15分の休憩を挟み後半へ。


シューマン

子供の情景Op.15から

1. 見知らぬ国と人々について

2. 不思議なお話

3. 鬼ごっこ

12. 眠りに入る子供

9. 木馬の騎士

7. トロイメライ

の順で。

昨年までレッスンで全曲取り組んでいたこともあり先生をはじめ数々のピアニストの演奏も聴いて来ましたが、皆それぞれの味があります。


文さんの演奏は子守唄の様な優しさがありました☺️


ラストは幻想曲 ハ長調 作品17。

前半のラヴェルと同様美しい音のの波が押し寄せてくる第1楽章。中間部はバッハを思わせる響き。

華やかな第2楽章を経てラスト第3楽章へ。ゆったりと歌いあげる(第2、第3楽章を入れ替えるとソナタになりそうな音楽ですね)。


どの曲もなのですが、残響まで味わいたくなる美しさがありました。演奏と会場の音響がマッチした心地よい2時間でした!


ドビュッシーも聴いてみたいな😊