一年に一回の


ピアノ調律をお願いしました。


電子からアコースティックに変えたのはコロナ禍真っ最中の時。以降調律は平日、在宅勤務の合間にお願いしていたのですが、今回は調律師さんのご都合の良い日が休日。

見学させてもらうチャーンス😃‼️


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はじめに両手の手のひら全体で鍵盤を押さえる様な仕草をしていました。これはスタジオレッスンで初めてのピアノだったり、弾いて違和感があった時に先生もやっていた様な。


何を見ているのかな?と思っていると、

「弾きにくいとか、引っ掛かりないですか?」と聞かれました。


あー、ちょっと重いです〜。


調律師さん、ピアノってカックンってするところあるでしょう?その瞬間に粘りを感じます。

と言うのです。


粘り??


さっそく見ていきましょう、と蓋や周りのパーツを外していき、鍵盤を引き出す。



引き出された鍵盤。きれいですねぇ🥰


ここで鍵盤の奥にあるアクションの説明をしてくれました。鍵盤を押し下げると奥ではシーソーの様に鍵盤が上がり、ダンパーそしてハンマーを打ち上げて弦を打つ。


この時、ハンマーを跳ね上げるのにジャック、というパーツが働くそうです。


グランドピアノの鍵盤を押し下げていくとカックン、と感じるところ、それがちょうどジャックがハンマーを跳ね上げようとする時。

ここは通常は黒炭が塗ってあるそうで、接触面は黒くなっていました。

なんか、引っ付く様な感じがします。これが弾きにくさの原因でしょう。

滑りを良くしますね、と小さな瓶を取り出す。


何やら白いクリームの様に見える。

これはテフロンパウダーです。タルクを使う時もあるけど、今回はこっちの方が良さそうですね。

と指で接触部位に塗り込んでいきました。


鍵盤どうですか?と聞かれ、手のひらで押してみると引っ掛かりがなくなってる!今までの重い鍵盤は何ですか??レベルの変化😳


でも沢山塗れば良い訳ではなく、なめらかにし過ぎると電子音の様なつまらない音になるそうです。

ある程度の摩擦があった方がハンマーがしなって良い音になるのかもしれません!


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この作業をはじめに、約3時間調律作業をしていただきました。

そして私はひたすら横でその様子を見させていただくことに。


長くなりそうなので、続きは次の投稿にて😊