「夢をありがとう」サッカー日本代表を千人が温かく出迎え
2014.6.27 20:09
成田空港では27日、ブラジルでの戦いを終えたサッカー・ワールドカップ(W杯)日本代表の帰国を約千人のファンが温かく出迎えた。
第2旅客ターミナルの到着ロビーに、スーツ姿のザッケローニ監督や選手らが姿を見せると、大きな歓声が上がった。中には「夢をありがとう」と書かれた画用紙を持つ子どもの姿も。
ただ、選手は1勝もできなかった失意からか、一様に硬い表情のまま。長友佑都選手(27)は声援に少し頭を下げたが、笑顔はなかった。
千葉県柏市の大学生、布目晴淳さん(22)は午後2時すぎから空港で待っていたといい、「若手の選手たちは海外移籍するだろう。4年後には中心選手として頑張ってほしい」と話した。
千葉県成田市の会社員、保科雅子さん(37)は「努力したのをみんな知っていると伝えたかった」と話し、選手らに「お帰り。お疲れさま」とねぎらいの言葉をかけた。
今回のW杯の私なりの雑感です。
ザックジャパンになって、アルゼンチン、ベルギーに勝ち、オランダとは敵地で引き分け。
日本サッカーも世界で戦えるようになったと日本中人々が勘違いをし、選手までがおだてられて木に登った
って感じ。世界強豪国と言われている国は日本ごときとの親善試合で本気を出さない。まだ本気で胸を貸して
くれる域まで日本は行っていないことを 薄々は感じていましたが、今回のことではっきりと思い知らされた。
ガチで相手にしてもらうにはW杯しかないのです。
W杯の借りはW杯でないと返せないのです。4年後のロシアでのW杯を楽しみにしております。
私がもう一つ気になったことは、温かく選手を出迎えたサポーター達のこと、
人数は前回と比べ少なかったみたいですが、選手達はアイドルではありません。
世界の強豪を相手に戦うスポーツ選手なのです。常に結果が求められ、結果が出なければ、
ただ去るのみの運命を背負っているのです。
極端な例かもしれませんが、不甲斐ない結果を残した選手が帰国後射殺されたこともありますよね。
世界の強豪国は現在の日本代表より、はるかに高いプレッシャーを国民から受けながら、その期待に答えて
います。その強豪国に追いつかなければいけない命題を背負った日本代表に温かい言葉は必要なのでしょうか
日本代表の未来を考えるなら、マスコミをはじめサポーターも建設的な叱咤激励も必要ではないでしょうか?
イングランド大会で北朝鮮に敗れ、帰国したイタリア代表は空港で生卵とトマトを持ったファンに囲まれ大変
な目にあったそうですが それがその国のサッカーの歴史になっていくんだと思います。
10年後、20年後、あんなこともあったねと笑いながらワールドカップで世界の強豪国と一歩も引かない試合を
している日本代表を見れると私は信じています。

