子供のころから何度となく目にしていた

ちょっとクラシカルなこのタイトル。

 

 

 

 

 

 

そこには必ずといっていいほど

目を見張るような美少年の写真が一緒に載っていたから

それを見るたびに

どんな映画なんだろう?

と思っていてね。

 

でも同時に

少年の美しさや雰囲気からか

ちょっとした「怖さ」みたいなものも

感じていて…。

 

 

なので、子供の頃はもとより

ネットが普及してからも

映画を観たことも詳細をググったこともなかったんですよ。

 

たぶんそれは

私が少年に抱いたイメージが

映画の内容や、

もっといえばしゃべってる彼で幻滅するかも…

というのが怖かったからだと思う。

 

 

 

だからこの映画は

もう観ないんじゃないかと思ってたんだけど、

NHKのプレミアムシネマで放映されるとエッ


どうしようあせる

こんな機会はもう無いかもしれない

でも

長年抱いていた彼のイメージが壊れたら…

 

 

 

それでけっこう迷ったんだけど、

これを見逃したら、きっとこの先も観ない。

もしNGだったらソク観るの止めればいいか…

で、思い切って観てみたんです。

 

 

 

さてこれは1971年製作のイタリア / フランス映画で

舞台は1911年のイタリア・ベニス(ベネチア)。

 

ストーリーは、

 

療養のためイタリアのベニスにやってきた
ドイツの老作曲家アシェンバッハが、
ホテルで見かけた美少年タジオの虜になって
彼の姿を追い求め…
 
というもの。

 
 
 
で、結論から言うと
美少年のイメージは
ぜんっぜん崩れなかった!クラッカークラッカー
 
 
 
 
 
 
なぜかというと、映画はほぼ全編
作曲家が彼を追う目線で描かれていたから
映画自体のセリフが少なくて、
タジオのセリフもほとんどなかったからゲラゲラ
 
ポーランド貴族の御曹司のタジオ。お母さまもすっごく美しかった^^
 
 
 
 

 
そのかわり

老作曲家のモデルになったという作曲家・マーラーの

「交響曲第5番」が全編に流れていたから
美しい映像と音楽で
映画を観ているというより
絵画やクラシック音楽のビデオを観ているようでしたわキラキラ
 

あ、でも「マーラー」と言われても、分かりませんけどw

 
 
 
 

 
 

おかげで作曲家の目を通して私も

タジオの美しさを堪能させてもらいましたよ

動く彼も美しかった~ラブラブ(*^艸^)眼福♪

 

海辺で砂遊びをしたタジオ。少年らしい、こんな無邪気な表情も^^

 

 

 

 

 

 

 

時には、作曲家の心に気付いたのか

わざと誘うような態度を取ったり…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの映画、

私は映画自体も美しい作品としてOKだったんだけど、

好みが分かれるかも。

 

実際この作曲家の恋焦がれるがゆえの行動は

理解できるところもあったけど、

まるで道化師のような化粧とかは

 

ある意味ホントに「道化」として

見せたかったのかもしれないけど

 

そこまでやっちゃう?ってカンジで

ちょっとどうかと思ったし…(^_^;)

姿を追い続けるのも、今ならストーカー扱いかも…

 

 

 

 

 

それにしても美少年役の彼、

少年でも青年でもない年齢の中性的な美しさが

私の永遠の恋人

「ポーの一族」の「エドガー」に通じるものがあって

やっぱりよかった~ラブラブラブラブ!

エドガーは永遠の14歳、美少年の彼も、この当時は15歳だったんだって!

 

 

 

 

 

 

だからなおさら映画観てイメージが壊れるのが

怖かったんですけどね(^^;)

 

 

 

でも。

 

こんなに偶像的だと映画のイメージが強すぎて

実生活は大変だったんじゃ…。

 

 

そう思ってちょっと調べてみたら、

「ギャップを見せられない」どころじゃない

もっと深刻なことがいろいろあったみたいで…あせる

 

 

 

 

 

 

美しすぎたがために

「美しいことは罪ですか」

と問うほど

苦しめられていたなんて…。

 

 

でも映画の中ではあの美しさが

永遠に続くんですよね…。

 

 

 

 

 

 

 

これが作られたのは50年代くらいだとず~っと思っていたから

71年作と知った時はちょっとビックリだったけど、

それでも50年経ってる。

 

なのに今もいろいろ話題になるのは

それだけこの映画が話題作だったからなのだと

実際に観てみて思いました。

 

 

思い切って観てよかった。

 

 

 

 

 

おまけ。

池田理代子さんの「ベルばら」のオスカルさまキラキラ赤薔薇キラキラ

 

実は「ベルばら」も文庫版を全巻持ってますの(*^艸^)ウフフ♪

 

 

 

 

 

 

彼女のモデルは

なんとこの少年だったと!ビックリ!

 

いろいろググる中で知りました~~(^^;)