先日「七人の侍」などの日本の古い映画を観て、そのオモシロさに感動
★「七人の侍」レビューの記事
★「三船敏郎」の2本の映画のレビューの記事
この際、今まで気になっていたけど観たことがなかった映画も観てみよう
ってんで、またまたDVDをお安く購入
その中から今回は、黒澤映画の「羅生門」を観ました^^
ところで最近、その頃作られた東宝の映画が廉価版DVDシリーズで順次発売になっていて、タイムリーにお安く手に入れられて助かっていたのですが、この映画はラインナップに載っていなかったので「なんで??」と思っていたら、製作当時東宝では争議が起こっていて、黒澤監督たちも東宝を抜けて別の集団を作っていた時期で、この映画も大映で撮られていたので、リストに入っていなかったんですね(;^_^A
さて映画ですが、それまで「羅生門」というタイトルから芥川龍之介の「羅生門」そのものの映画化と思っていて、門の上での老婆と下人の、おどろおどろしいハナシだと思ったいたら、内容的には芥川龍之介の「藪の中」がメインで、それに「羅生門」のエピソードも加えられたものでした。
とある山道の「藪の中」で起きたある殺人事件について、当事者が語る内容が全員バラバラで、果たして真相は・・・?
というところなんですが、芥川の小説ではタイトルの通り、真相も「藪の中」で終わってしまうのですが、それだとあまりにも難解だったからか、映画ではちゃんと最後に真相が語られています。
で、この映画、主人公の三船敏郎だけでなく、問題となった藪の中での当事者3人が証言の食い違いを見事に演じ分けていて、さらに最後は人間の「善」を描いて救いになっていたりとヒューマンドラマとしてもとてもオモシロかったです
ついでに言えば、この頃の歴史物って「七人の侍」もそうでしたが、「白黒」だからこその陰影や想像の広がりがあって、これがカラーだったら、きっと面白さも半減だっただろうな~と思いながら観ました
★「七人の侍」レビューの記事
★「三船敏郎」の2本の映画のレビューの記事
この際、今まで気になっていたけど観たことがなかった映画も観てみよう
ってんで、またまたDVDをお安く購入
その中から今回は、黒澤映画の「羅生門」を観ました^^
ところで最近、その頃作られた東宝の映画が廉価版DVDシリーズで順次発売になっていて、タイムリーにお安く手に入れられて助かっていたのですが、この映画はラインナップに載っていなかったので「なんで??」と思っていたら、製作当時東宝では争議が起こっていて、黒澤監督たちも東宝を抜けて別の集団を作っていた時期で、この映画も大映で撮られていたので、リストに入っていなかったんですね(;^_^A
さて映画ですが、それまで「羅生門」というタイトルから芥川龍之介の「羅生門」そのものの映画化と思っていて、門の上での老婆と下人の、おどろおどろしいハナシだと思ったいたら、内容的には芥川龍之介の「藪の中」がメインで、それに「羅生門」のエピソードも加えられたものでした。
とある山道の「藪の中」で起きたある殺人事件について、当事者が語る内容が全員バラバラで、果たして真相は・・・?

というところなんですが、芥川の小説ではタイトルの通り、真相も「藪の中」で終わってしまうのですが、それだとあまりにも難解だったからか、映画ではちゃんと最後に真相が語られています。
で、この映画、主人公の三船敏郎だけでなく、問題となった藪の中での当事者3人が証言の食い違いを見事に演じ分けていて、さらに最後は人間の「善」を描いて救いになっていたりとヒューマンドラマとしてもとてもオモシロかったです

ついでに言えば、この頃の歴史物って「七人の侍」もそうでしたが、「白黒」だからこその陰影や想像の広がりがあって、これがカラーだったら、きっと面白さも半減だっただろうな~と思いながら観ました


