初めて西表島に行きました。石垣島から1時間弱のボートで直ぐに着きましたが、島の大半が自然遺産になっているので、石垣とも全く違った雰囲気でした。
2,500人ほどが住む西表島、そこに何か建物を作ろうとすると、その歴史、文化、風土を知り、土着の人との関係性を抜きに始める事はできないと思った。現代という時間軸に立ち、大切なものを守りつつ、今や未来と融合することを求められる。簡単ではない。深い考慮が必要だと思いました。
ただ、町役場は群島の交通利便の上で、石垣市の置いてあるという不思議な行政区画でした。
西表島では、許可を持ったガイドに連れられて森に入り、樹木や石、鳥などのこと、人々の生活を聞きながら滝までのトレッキングをするなかで、人間の歴史ではなくて、地球の歴史というか、悠久の時間を感じました。現代に生きる、人間の思い上がりも強く感じてしまった。
前の町長とも会い、いろんな話を伺った。そういった深い見識を持ち合わせないと、この時間や自然は直ぐにでも破壊される。単に木材を売る商売だけ考えてたらいかんなと、強く感じた。この人が強力に推し進めたうなりざき岬の広大な公園は本当に美しかった。人の幸せというものを町長なりに深く理解していると感じました。
沖合に釣りにも連れて行ってもらった。釣果はなかったけど、数年前まで干潮時には顔を出していたというリーフは真っ白で、美しかった。八重山の島々を会場から眺め、昔の人達が小島を行き来していたとこに想いを馳せるとなんだか時間が吹っ飛んでいく感覚になりました。
芭蕉の樹などから繊維を抜き、糸を作り、織り込んでいくおばあちゃんにも会いました。やがて彼女がいなくなってもこの技術が続いていくように願います。
西表島の家々にはかつてサンゴ礁の塊を積みあげた石垣があったそうだけど、1972年に日本に返還された後道路が付く際にそのほとんどが壊されて、今では道路から少し離れた集落にその名残を見ることができた。
村に移住して何年も住んで、今では村の中心人物になっている人や、そこに住み続ける人達と飲み会もしました。一軒だけたくさんのお客さんが来る店があり、にぎわっていました。西表の店は、飲酒運転ができない為に、お客さんのいるところまで送迎付きのようです。石垣島も含め、島々の各部落からのチームで競うマラソン大会は15チームほどあるらしく、地域では島を出ている人も戻ってきて出身の島の為、部落の為と走る、結構大賑わいなイベントがあるそうです。
自然と人間の共生を強く感じ、時間の悠久さを深く感じた、不思議な感覚の残る出張旅でした。





