同じ世代にはシュトゥットガルトに所属する日本代表SBの酒井高徳がいる。
昨年私は、酒井宏樹が内田のバックアップとして日本代表の控えSBに定着すると考えていた。
酒井高徳はまだ小粒感があり、左右両方こなせる利点はあれど、まだ代表定着のレベルではないと思っていたのだ。
しかし、そのどちらも2012-13シーズンで覆された。
酒井宏樹は活躍どころか出場すらままならず、逆に酒井高徳はシュトゥットガルトで主力にまで上り詰め、ダイナミックなプレーでチームを引っ張っている。
両者にこのような差がでることには驚いた。
酒井高徳は、左右こなせるところが魅力で、彼一人で内田長友のバックアップができることが大きな特徴。
そして、守備、攻めともにドイツで一回り成長した印象を受けた。
日本代表では途中交代も多く、まだシュトゥットガルトで見せているようなダイナミックなプレーはなりを潜めているものの、それじゃ戦術の違いもあるのだろう。
内田、長友両名が、最近怪我を多くしていることから、代表のスタメン奪取もありえるかもしれない。
まずは守備力から内田長友クラスまでレベルアップさせてくれれば、彼のスタメンに言うことはないだろう。
対して酒井宏樹はどうだろうか。
皮肉ではあるが、なんと第28節のハノーファーvsシュトゥットガルトにて6試合ぶりの先発出場を果たしたのである。
この試合には、シュトゥットガルト側スタメンで、酒井高徳、そして岡崎も出場している。
酒井宏樹は、本来の右SBではなく、右サイドハーフにて出場した。
彼の特徴は、今までの日本代表SBにはいない体躯と、高速の低いクロス。
彼の体躯は、ディフェンスでも活きるが、この試合では中盤の争いで活かされることとなった。
中盤で競り合いに勝ち、ボールを持てばチーム最多のクロスを配給した。
本来のSBよりも攻撃的なポジションのため、守備面よりも攻撃面で彼の力強さを感じることができた。
62分までプレーし、チーム最高の採点を得たのだ。
今の代表には、飛び出しに特徴のある岡崎、シャドーストライカー・トップ下型の香川、乾、ドリブルが魅力の清武がいるが、ベッカムようなアーリークロス型のサイドプレーヤーはいない。
地元紙では、創造性が足りないと書かれたようだが、右足の精度を上げ、完璧なアーリークロスとFKまでもこなせるようになれば、彼の右サイドハーフ、もしくはボランチ起用というような、ベッカムタイプの道を歩むこともできるのかもしれない。
右サイドバックが本職ではあるものの、酒井宏樹というプレーヤーの幅を是非ドイツで広げていってもらいたい。
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