グアルディオラはバイエルン・ミュンヘンでも成功するのか? | シュートを打て!【バイエルン・ミュンヘン】

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仕事もサッカーも「シュートを打つ」ことから始まる。バイエルン・ミュンヘンのファンによるブログ。

この手の話はメディアの好きなところですよね。

バルセロナの新聞などでもすでに取り上げられているようです。

インターネット上でも、コラムが掲載されているようですね。

さて、私なりの見解も書いていきたいと思います。


まず、最初に言いたいことは、最初から過剰な期待、プレッシャーをかけないことです。

グアルディオラ氏がバルセロナで成功したことは事実ですが、バイエルン・ミュンヘンが2チーム目だと言うことを忘れてはいけません。
(Bチームは計算に含まず)

グアルディオラ氏と言えば、スペインの中盤の底から操ったレジスタ型のボランチとして活躍した選手でした。

そのころから知的な印象が強かったですが、監督であれほどの活躍をされるとは思いませんでした。

バルセロナでは、下部組織の強化をしながら、トップチームとの一貫した教育で、イズムを深くまで植え付け、バルセロナ独自のサッカーを披露しました。

しかし、これはグアルディオラ氏だけで作ったものではありません。

もちろん、グアルディオラ氏の功績は多大なものですが、一貫した体制や考え方があった上でのグアルディオラ氏効果であるということ。

メッシ、シャビ、イニエスタという選手たちの素質は、グアルディオラ氏だけで育成したものではないのです。

彼らに合うシステムを作り、華麗なパスサッカーを展開し、オフェンシブな時代を牽引した功績が一番大きいと考えています。

EUROのスペイン代表でも話題になりましたが、昔ながらのセンターフォワード的な選手がいないのも特徴です。

メッシやビジャといった選手も、FWと言えばFWなのですが、1トップで身体を張ってみたいなタイプではないのと、ビジャはサイドで起用されることが多いので、あえてセンターフォワードには数えませんでした。

その中で、あのシステムを構築していったのです。

哲学的な思想があると思われますが、バイエルンではどのようなシステムを用いるのでしょうか。

各コラムでは、特にセンターフォワードが議論されていました。

バイエルンのFWといえば、ドイツ代表のマリオ・ゴメス、そして前半戦を引っ張ったマンジュキッチです。

どちらも典型的なセンターフォワードタイプ。

ドイツのクラブが好きそうなタイプとも言えます。

特にマリオ・ゴメスは、スタミナ面や守備での貢献度が低いタイプであると私は思っています。

乗っている時の破壊力はものすごいですが、試合から消えることもしばしば。

そういった選手を、グアルディオラ氏が好むのか、うまく活かせるのかという点です。

メッシにしろビジャにしろ、スピードがあり、前線をかき回したり、守備もそこそここなせる現代型のFWです。

しかし、マリオ・ゴメスの魅力はそこではないのです。

そこで各コラムニストが最後に締める言葉が、システムに選手を当てはめるのか、選手にシステムを当てはめるのかというセリフです。

「そんなこと知るか!」って思いますよね(笑)

なんせ2チーム目ですから、バルセロナ以外でのデータなんてあるわけがないのですから。

そんなつまらないコラムなら書く必要ないでしょ。

コラムニストであれば、というよりも、来期のバイエルンとグアルディオラ氏について書きたいのであれば、外れたとしても自分なりの予想を書くべきです。

私の考えとしては、バルセロナで用いたシステムに若干の修整を加えて、バイエルン型のシステムを作ると思います。

それでなければ、バルセロナを辞めて他のチームでチャレンジする意味がありません。

1つのシステムしか使えない監督など意味がない。

フォーメーションは好きなものがあるでしょうから、自分の信じる哲学に基づいてフォーメーションを決め、それに合わせて選手を配置してみた上で、各選手の特徴に合わせて細かい修正をしていくはずです。

とても普通な推測ですみません(笑)

現在バイエルンが用いている4-5-1や4-4-2は、下部組織でもしっかりと教育さているシステムで、バイエルンもバルセロナに負けない育成システムが存在しています。

運よく、4-5-1というシステムを近年用いていたことが、グアルディオラ氏にも好影響になるのではないでしょうか。

バルセロナでは4-3-3というような形式をとっていましたので、中身には差があれど、配置はしやすい選手が揃っているはずです。

現代サッカーでは、4-3-3も、4-1-2-3と表記されたりしますので、一概に4-3-3と言っても色々な種類がありますが、グアルディオラ氏はバルセロナのオフェンシブな選手たちを活かした布陣でした。

では、4-1-2-3に今のバイエルンの選手を当てはめてみるとどのようになるのでしょうか。


           ゴメス
リベリ     (マンジュキッチ)     ミュラー
                     (ロッベン:怪我)

 シュバインシュタイガー   トニ・クロース


         ハビ・マルティネス

アラバ                    ラーム
      ダンチ      ボアテング
            (バドシュトゥバー:怪我)

          ノイアー

こんな感じでしょうか。

怪我しているロッベンとバドはカッコでの表記にさせていただきました。

攻撃陣はとても豪華です。

もちろん現在とメンバーは大きく変わりません。

リベリやシュバインシュタイガーのポジションが高めになったぐらいです。

ここで重要になるポイントが3点。

1.ハビ・マルティネスの守備範囲
2.ノイアーの守備範囲(足元の技術)
3.ショートパスでの組み立て

だと私は思っています。

バルセロナ型での4-1-2-3であえて考えていますが、上記3点がクリアにならないと、バイエルン型4-1-2-3は機能するまでに時間がかかると思います。

補強で補う可能性もあるとは思いますが・・・

まず1のハビ・マルティネスの守備範囲についてですが、彼は若手ですが決してスピード豊かで運動量が多い選手ではありません。

インテリジェンスを兼ね備え、後方からでもビルドアップができるスペインらしい選手です。

バルセロナは守備から入るタイプのチームではないため、多少の失点も計算の内で、攻撃力で敵を黙らせる打ち合って勝てるチームでしたが、今のバイエルンの哲学はそうではないのです。

そう考えた場合、ハビ・マルティネスの守備負担がバルセロナに比べて大きくなることはありえると思います。

マルティネスが対応できない場合、シュバインシュタイガーやクロースが戻る、もしくはラームが中に絞るなどのフォローが期待されますが、そこに多大に引っ張られてしまうようであれば、最初からシュバインシュタイガーをボランチ起用にし、チャンス時に前に上がっていく今のスタイルでいいではないかと結論が出てしまう。

2にも絡んでくるのですが、そこでDFラインを高く設定し、ショートパスサッカーでの崩しを行える距離感、その結果マルティネスの守備範囲も若干狭くなるラインアップが重要になります。

ショートパスでの崩しが必要な中盤前は、選手の距離感が大切です。

コンパクトに設定するためには、ディフェンスラインを高めに設定する必要が出てきます。

バイエルンのセンターバックには、バドシュトゥバー、ダンチ、ボアテングという選手がいますが、経験値から考えて一流と言えるのは、バドシュトゥバー一枚だと私は思っています。

戦術理解度、持ち味の活かし方というチーム内での活躍度という意味では、ダンチ、ボアテングも一流に感じますが、移籍して他のビッグクラブで即スタメンを張れるポテンシャルではないという考え方です。

また、ボアテングはサイドバックもこなせる身体能力の高い選手ですが、バドとボアはドイツが好きなタイプのセンターバックですので、バルセロナでいうところのプジョルのようなカバーは、得意とはしていないと思います。

つまり、ディフェンスラインを高くしたことで、その後ろに広がる多大なスペースを、足の速い相手選手に使われてしまったら、追いつくことは難しいということです。

ラームは世界最高のサイドバックだと思いますが、そこのカバーを想像しようとすると、EUROのイタリア戦でバロテッリに決められたゴールシーンが、つい私の頭には浮かんでしまいます。

そこで重要になるのが、2であげたノイアーの守備範囲、足元の技術です。

スペインリーグのGKには、足元の技術に優れ、守備範囲の広い選手が多いと思います。

攻撃的なサッカーが好まれる国では、ディフェンスラインの後ろをGKが広く守らねばならないからです。

では、ノイアーとバルセロナGKバルテス、レアルGKのカシ―ジャスを比較してみましょう。

実績、経験、という意味では、ノイアーはカシ―ジャスに匹敵するGKです。

セーブ力という意味では、三者三様の一流さです。

では何が違うのか。

ノイアーは身体能力型、ポテンシャル型のGKであるということです。

身体の大きさ、反射神経、野生の感、この3つが抜群に高い。

カシ―ジャスは戦術理解度が高く、ポジショニング、シュートへの読みが抜群に高い。

バルテスはムラがあるものの、足元の技術も高く、飛び出しがうまい。

つまり、ディフェンスラインの裏に広大なスペースがある場合、飛び出し型のGKであるバルテスや、戦術理解度が高くポジショニングの良い、足元の技術もしっかりしているGKが適任なのです。

ノイアーは素晴らしいGKですが、自分のポテンシャル便りなところは否めず、相手にシュートされるシーンの写真をGKコーチに見てもらうと、コースの消し方やポジションニングが雑であると分かります。

また、飛び出すタイミングもべストではありませんが、足もけっこう早いようなので、少しぐらい飛び出しが遅れても、一歩がでかくスピードもあるので、なんとかなってしまっているのです。

なんとかなってしまっている選手の場合、そこを矯正するのが難しい。

ここをグアルディオラがどう指導していくのかが楽しみです。

ノイアーがポジショニング、足元の技術など、ポテンシャルに頼らないGKスキルまでも身に付けた時、ブッフォンクラスのGKまで上り詰められると私は思っています。

次に3のショートパスによる組み立てです。

これがバルセロナらしいと一番言われているところですかね。

シャビ、メッシ、イニエスタは、狭いところでもボールをロストせず、敵が密集している中でもパス交換から相手を崩していきます。

この哲学がバイエルンにはない。

契約期間3年間を使って、下部組織からこのスタイルに変更し、チーム方針を大きく変えていくのでしょうか。

そこまでは私も予想できませんが、そこまで拘って結果がついてこないと、監督自身の名声が一気に落ちてしまうため、そこまでのリスクは負わない気がします。

程良い距離感の中で、バイエルンらしい攻撃の組み立てを模索するのではないでしょうか。

リベリ、ロッベン、ミュラーと縦に強いサイドプレーヤーがおり、シュバインシュタイガーというダイナモがいる、そしてパスが得意なト二・クロースがキープレーヤーとしてタクトをふるう。

そんなサッカーを構築してくのではないでしょうか。

これ以上具体的な想像は、なかなか難しいので、ここから先の未来図は、皆さんで想像してみてください。

バイエルン・ミュンヘンとグアルディオラ氏の検証第一弾はとりあえずこれにて。

次回は、ルンメニゲやザマーなどとの人間関係が重要になる問題について考えてみたいと思います。




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