素直に「おめでとう」と言わせてくれ | ♬彩り結び♬ ”ジブン”らしく生きているワーママのブログ
先日、同僚にお祝い事があり、本人が朝礼で報告したが、場がしらーっとしていた話を書いた。
普段の態度の積み重ねで、こちらも素直に喜べず、でも「おめでとう」を言わないのも違う気がして、小さな声で祝福した――そんな話だった。
今回は逆の話。
同僚が休日に車でもらい事故に遭ったらしい。
事故直後は特に問題なかったそうだが、1日経ってから頭痛や首の痛みが出てきたとのことで、
「午後、病院へ行くのでお休みします」
と本人が朝礼で報告した。
すると同僚たちは口々に、
「え、大丈夫?」
「首は後から来るから怖いよ」
「ちゃんと診てもらった方がいい」
「もう今から病院行っていいよ」
「無理しないでね」
と声をかけていた。
空気が自然にその人を心配していた。
私はそれを見ながら、前回との違いを思い出していた。
結局、人は“出来事”だけに反応しているわけじゃない。
その人が普段どう周囲と接しているか。
どういう空気を職場で作っているか。
そこに対して反応している。
今回、事故に遭った同僚は、普段から周囲への気遣いが自然な人だ。
だから、みんなも自然に心配する。
「大丈夫?」が無理なく出てくる。
一方で、前回のお祝い事の朝礼には、妙な静けさがあった。
もちろん、事故とお祝い事を同列に語るつもりはない。
ただ、人間関係というのは、人生のイベントそのものよりも、
“普段どう生きているか”が、その場の空気に出るんだなと思った。
人望、というほど大げさではないのかもしれない。
でも、日々の態度は確実に蓄積していて、こういう瞬間に見える形になる。
あの日、私が小さな声で言った「おめでとうございます」は、祝福というより、
「誰からも反応がないのはさすがにつらい」という気持ちだった。
そして今回、自然に飛び交う「大丈夫?」を聞きながら、私は少しだけ納得してしまった。
人は、普段の自分が作った空気の中で生きている。