こんばんは。森ようこです。

 

今日の話はゴールがありません。

この記事を目にした人の心に、ポイと石を投げこんでみたくなりました。

 

先日、SNSで見かけたある投稿の話です。

(だいぶ記憶があやふやですが、概略はこんな感じです。)

 

不登校の息子が、なぜか修学旅行にだけ行くと言い出しました。
前日までの準備期間はすべて休み、当日だけ参加したいと言っていました。
わたしは、これを機会に友だちができて、学校に行けるようになるかもしれないと期待して、そのことを先生に伝えてみました。
はじめは先生もよろこんで「ぜひ一緒に行きましょう!」と言ってくれていたのですが、後日連絡があり、「他の児童から当日参加だけはズルいという声があがっているので、できれば準備期間にも登校できないでしょうか」と言われてしまいました。
そのことを息子に伝えたら、「だったら修学旅行にも行かない」と返ってきて、結局参加せずに終わってしまいました。
せっかくの再登校のチャンスを逃してしまい、悔しくてたまらないです。
「ズルい」と言われるのもわからなくはないけれど、どうしても学校に行けない子もいるのだということを知ってほしいです。

不登校の児童のことをもっともっと周りに理解してほしいです。

 

この投稿に対して付いていたコメントのひとつに、こんなものがありました。

 

うちは、おたくと逆の立場です。
娘は、修学旅行を心から楽しみにしていました。

友だちと事前にあれこれ準備し、ルートを決め、テーマパークでは絶叫マシンに乗ると意気込んでいました。

前日になって先生から、うちの子の班に、不登校の子が入ることになったと言われたそうです。

お宅のお子さんと同じく、急に「修学旅行行ってみようかな」と言い出したらしいです。
先生がその子をうちの子がいる班に入れた理由はだいたい察しが付きます。
うちの子は困っている子がいると放っておけない面倒見のいい子。
去年も転校生の隣の席に座らされ、あれこれ面倒をみてあげていました。
直接は言われなかったけれど、先生はきっと、うちの子にその子の面倒をみてほしいと思っていたんだと思います。
案の定、当日はその子のペースに合わせてグループ活動が進行しました。
その子が「絶叫マシンには乗りたくない」と言ったらしく、うちの子はその子に付き合って一緒に下で待っていたそうです。
先生曰く、うちの子が「一緒に待ってる」と言ったから、そうしてもらったとのことでした。
先生の対応も気が利かなくて呆れますし、その子もずいぶんわがままだなと思いました。
もちろん、不幸校の子に参加してほしくないなんて言いません。
でも、その子の親は「お客さま然」としないように、ちゃんと子どもに言って聞かせるべきだったと思います。
準備もせずイベントの当日だけきて、その子のペースに他の子が合わせるなんて、正直迷惑でしかありません。
その子のせいで、娘の一生の思い出を台無しにされた気分です。


このおふたりは面識があったりするわけでもなく、バラバラの場所で起こった似たようなできごと。

不登校の子を持つ親御さんの立場からのポストと、そうではない子の親御さんの立場からのコメント。

 

それぞれの意見、どう思います?

そして、先生の立場からの意見もあると思いますし、子どもの立場からの意見もあると思います。どう思います?

 

 

わたしたちはつい、自分が見ている景色が、相手の見ている景色と同じだと思ってしまいがちだけれど、

角度を変えてみるだけで、ぜんぜん違った景色が広がっているのかもしれません。

 

ある人の側から見れば、遠くに山が見えていても、

別の人の側から見れば、向こうに高層ビル群が見えているかもしれない。

 

それを同じ景色と思って話していると、永遠に交わらないし、不和が生じたりもするでしょう。

かといって、相手の側に立ってすべてを理解しようとすれば、そこに自己犠牲が生じることもあるでしょう。

 

 

あなたは今、どの立場で、どんな景色を見ているでしょうか?

相手に見えている景色は、どんな景色でしょうか?

見えている景色がちがう場合、あなたはどうやってその難局を乗り越えるでしょうか?

もしくは、乗り越えることを諦め、気持ちにフタをしようとするでしょうか?

 

 

 

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