こんばんは。森ようこです。
わたしがまだまだ迷いから抜け出せずにいたとき、
ある人に、子育ての悩みを相談したことがありました。
具体的に何を相談したかは忘れちゃったんですが、
「子どもが学校で○○に困ってると思う」というような相談だったと思います。
半分愚痴のようであったかもしれません。
息子が以前に通っていた小学校は、
IT授業などすごく先進的なことを取り入れてる一方で、
旧態依然としたところもけっこうあって、
クラス全員が給食を残さず食べることを目標にしていたり、
授業中ひとり1回は手を挙げて発言するというルールがあったりして、
敏感体質な息子のことをわたしはあれこれ心配していたんです。
そんなときに言われた言葉が、タイトルの
「で、学校に行くのは誰だっけ?」
でした。
この言葉の意図はお分かりかのとおり、
「親のあなたが勝手に心配の先取りをして、
自分だったらこう感じるだろうな、だから我が子もこう感じるに決まってる!
ってやるのは、ちがくない?」
ってことです。
ホントおっしゃるとおりですよね。
わたしと息子は似ているところもたくさんあるけど、すべてが同じじゃない。
わたしが嫌だと感じていたからといって、息子がそう感じるとは限らない。
わたしがどうにも乗り越えられなかった壁だからといって、息子が乗り越えられないとは限らない。
息子ならがんばればギリギリ乗り越えられたかもしれない壁を、わたしが勝手に張り切って撤去してしまったことで、
息子の成功体験のチャンスを奪ったかもしれない。
当時のわたしは、
息子が傷つく姿を見るのが怖すぎて、そんな当たり前のことがわからなくなっていたんですよね。
あのとき、真剣に悩みを話してるわたしに向かって、
ニカッて笑いながらこの言葉をかけてくれたあの方に、今も感謝しています。
そして、今でも子育ての余計な心配が沸いてくると、頭の中にあのネコバスみたいな笑顔と
このキラーフレーズが浮かびます。
お子さんの新生活の心配で頭がいっぱいになってるそこのアナタ。
「で、学校(園)に行くのは誰だっけ?」
ってネコバスの笑顔に言われてみて。
「今悩まなくてもいっか」って思えることも、いっぱいあるハズ。
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