おはようございます。森ようこです。
いきなり刺激的なタイトルでごめんなさい。
でも、わたし、息子を虐待していたんじゃないかって思ってるんです。
「子どもを虐待していたかもしれないくせに、こんな仕事してるなんてヤバイヤツ」っていうお声もあるかもしれませんが、
とても大切なことなので、自戒の意味も込めてお話します。
きっと、正しい「虐待」の定義を知れば、多くのお母さん方も他人事とは言いきれないと思います。
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厚労省は、児童虐待を以下のように4種類に分類して定義しています。
【①身体的虐待】
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など
【②性的虐待】
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など
【③ネグレクト】
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など
【④心理的虐待】
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティック・バイオレンス:DV)、きょうだいに虐待行為を行う など
この中で、わたしが心当たりがあるのが4番目の「心理的虐待」です。
さらにその中でも「言葉による脅し」ということにおいて、「やってません」と言い切る自信がありません。
「言葉による脅し」の具体的な定義は厚労省のサイトには載っていませんでしたが、
類似の例で「障害者虐待防止法」における「著しい暴言の例として」法律相談.jpのサイトにこのような記載がありました。
心理的虐待は、さまざまなものがあります。著しい暴言の例としては、怒鳴る、侮辱的な言葉をいう、出ていってもらうなどと脅す、障害者の家族や友人の悪口をいうなどの言葉の暴力と呼ばれるものです。
これを子どもに置き換えて言うなら、
「怒鳴る、侮辱的な言葉をいう、出ていってもらうなどと脅す、児童の家族や友人の悪口をいうなどの言葉の暴力」が「言葉による脅し」に該当します。
さらに、それを我がことに置き換えてみると、
- いい加減にしないと怒るよ!
- 何回同じこと言わせたらわかるの!
- 早くしないとおいていくよ!
こういうの言ってたこと、あります。
しかもけっこうきつい口調で。
これって、子どもを怖がらせ、委縮させ、言うことを聞かせようとするという怒りによる支配であり、脅しですよね。
このような見方をすれば、わたしがやっていたことは「虐待」にあたるかもしれません。
たとえそれが厚労省の定める「虐待」とまではいかなくても、
マルトリートメント(避けるべき子育て)であったことは間違いなく、言い訳のしようもありません。
わたしは息子の心を傷つけるような言動をしていました。
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すべてのお母さんが、とは言いませんが、おそらくほとんどのお母さんが、
子どもにイライラして、きついことを言ってしまったことがあるんじゃないかと思います。
わたしたちは、子育てという重い任務を背負いながら、常に「虐待」と背中合わせのところにいて、
ギリギリのところで今日を持ちこたえていると言ってもいいのかもしれません。
わたしは自分が息子にかけてしまったきつい言葉を深く深く反省していますが、
同時に、当時のわたしにそれを止めることはできなかったというのもわかります。
あの頃のわたしときたら、はじめての子育てですべてが手探り状態の中、
自分のインナーチャイルドが傷ついたままで、どうにか「良い子育て」をしようとしていました。
「良い子育て」は、子どものためじゃなくて、自分のためでした。
情報ばかりを集めて、それを実践できない自分を責めまくってました。
そしてそのイライラを子どもにぶつけていました。
足りなかったのは、時間でも人の手でも子育てのテクニックでもなく、
自分の心のケアでした。
自分の感情の取り扱い方もわかってないのに、子どもの感情に寄り添えるわけもなく、
完全に順番がちがってました。
あのときのわたしの言動は決して、許されるものではないし、
今そのような状況にいらっしゃる人にえらそうに語れる立場でもないけれど、
そういう失敗をしてしまったわたしだから、お伝えできることがあると思っています。
今、子育て真っ最中のお母さんたち、これからお母さんになる方たち。
自分の心のケアができていないのに、理想の子育てを追いかけないでください。
きっときっと苦しくなってしまうから。
自分の心のケアをすれば、子育てのテクニックなんて学ばなくても、
子どもに寄り添えるようになっていきます。
遠回りのように思えて、それが最短距離で、最善策だとわたしは確信しています。
表面的なアンガーマネジメントなんかじゃなく、根本解決しなければ、子どもにはちゃんと伝わります。
ひとりで悩んでないで、相談先を見つけてください。
「虐待かも?」と思ったら、まずは#189へ
そして自分の心のケア方法を知りたい方は、
子育てに後悔はつきものだけれど、
でも、できるだけ後悔の無い子育てを。
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