こんにちは。

閲覧ありがとうございます。




前置きが長いので「張り替え方だけ見せろよ!」という方は下まで飛ばしてください




トラウトマンが拘りがちなギアの一つに、ランディングネットがありますよね




掛けた魚を逃さずキャッチし、更には写真に残す際にも‘映え’として大きな役割を果たす、まさにマストアイテム




かくいう僕は支笏湖に通い始めた当初に買った、この



釣り○センターとかによく売っている3000円くらいのネット、夢を見て枠は大きいほど良いと、縦枠の長さは55cmのを使っていました




ネットの素材はクレモナ?少し違う気もしますが、これで3000円とは中々コスパの良いネット

丸2年使い、支笏湖で20匹ほどの魚を掬ったのでそれなりに魂は入っている気がする









かなりお世話になっています

が、使っていく内に少し気になる点がいくつか発生




ネットのオレンジ色が変色して薄くなり、すすけた色になってしまっている点(水に濡れると少し濃い色に戻る)

そして、枠の色が遠目に見ても安っぽく見える点

まぁ実際に安物なんですけど




ネットの色味が気に食わなくなってからは、魚の写真はネット無しで撮った方が綺麗に見える事に気付き、ネットと一緒に魚を撮る事はなくなっていた




それと、クレモナという素材についての不満も

掬った魚のヒレがネットの網目により裂けてしまう点




クレモナネットの網目は細かい訳ではなく、硬さと細さも相まってヒレを裂いてしまう事が多々

僕は釣った魚のヒレ見るのが好きという所謂「鰭フェチ」であり、気になる部分ではありました





あとは、トレブルフックを使って掛けた状態でランディング後にローリングなんかされると

フックは曲がるわリングはねじ切れるわ、絡まってグチャグチャになり魚からルアーを外すのが遅れるわ.......みたいなのも





ラバーネットっていいよなあ...とか思ったり

なら、この際いっそネットをリメイクしてしまおう!

という事で(前置き終わり)





3000円のネットを自分好みに作り替えていきます





【1】まずは元々付いているネットを切って外し、フレームだけの状態に




【2】フレームに塗ってあるコーティング剤を鉄ヤスリと紙ヤスリを使って剥がしていく




【3】コーティングが剥がれたら、300番くらいの紙ヤスリで表面を気持ち整えていく




【4】研磨が終わったら、フレームに色を付けていく



オイルステインなども良いみたいですが

今回使ったのは





セリアの水性ニス、カラーはウォールナット

安上がりですね〜

これを容器に出し、ウエス(いらない布、ハケでも可)に付けて塗り込んでいく





こんな感じの色味に

何かちょっと焼け焦げたみたい?笑

一通り塗って乾燥させた後、重ね塗りとしてもう一度塗りましたが、ほぼ濃さは変わりませんでしたね





【5】フレームのコーティングをしていきます



本当はウレタンなどで強い膜を張った方が良いのですが、シーズンに間に合わない&たまたま家にあったという事で、クリアラッカーを使う事に



何もしないよりはマシでしょう、いつまで使うかも分からないし

永く使いたい人はキチンとしたコーティングをしましょう



今回は5回ほど(少ない)で終わらせましたが

これでフレームは完成です





【6】いよいよネットの準備・染色です



使用したのはこちら





プロックスの交換用ラバーネット、19型・深さ60cm

お値段2000円





ネットを好きな色に染める為の染料

今回はダイロンマルチというものを使用

色はウィンザーパープル、紫のネット憧れてたんですよね〜



規定の手順に沿って染色していきます





熱湯に染料を溶かし、染めるものを入れて混ぜ混ぜしていくのですが

これまた熱いの何のって、当然作業場所も蒸し暑くなりあつさのダブルパンチ

おまけに屈んでやっていたので腰も痛い

中々しんどい作業でした



染め終わったら水洗いして乾燥





これが中々、良い色になりました

この写真だと本来の色味とはかなり異なりますが

これでネットは完成です




【7】フレームへのネットの取り付け



糸を使って固定しますが、今回は取り敢えずタコ糸を使用

便利糸なるものも良いみたいです

本当はタコ糸も同時に染めましたが、太すぎて穴に入らなかったので別の細いのを





糸を外側の穴から内側に通し





ネットにくぐらせてから内側の同じ穴に通し、また外側へ

これを繰り返します

ネットの仮止めには洗濯バサミやクリップを使うと便利です



今回は道具なしでしたが、糸通しなどあれば絶対に使った方がいいです、マジで

あとタコ糸だと擦れてボサボサになりました笑

使用には問題ないと思います




【8】して、完成!





←Before     After→



素人DIYで安上がりに仕上げた割には、良いのではないでしょうか!

紫が際立つ、落ち着いた雰囲気に仕上がりました




そしてネットの入魂フィッシュとなったのが、先日のブログにも書いたレインボー





素晴らしい雰囲気じゃないですか〜(自画自賛)

フックも絡まず、ヒレも裂けませんでした




ただ、水から持ち上げてしまうと素材が何であろうと魚にダメージは入ります

なるべく水から上げないように移動した方がいいですね



まあ、魚に針を掛けてる時点で「何言ってんだ」

って話ではありますが

すみません、釣り人のエゴです




またコーティングが不十分なせいで、既に少しフレームが剥げてきましたね笑

その内カッコいい銘木フレームとか欲しいですね




そんなこんなで長々と要領を得ずに書いてしまいました

これを見た誰かの参考になれば幸いです




閲覧ありがとうございました、ではまた!