……カギ開けたいですか?

俺は掛けててもいいと思うんだけど

でも開けたくなる時って

きっとあると思う。

そうなった時って、きっとね

自分で開けるんだよね。

俺ら自分で開けることが出来るんですよ。

驚く程自然に。

もしかしたら俺らの

BUMP OF CHICKENの曲を

聴いてくれてる人たちのなかには

BUMPの曲のなかに

《あぁ、これは自分の掛けちゃったカギを開けるカギがこの曲の中に在るな》

って聴いてくれてる人もいるかもしれない。

で、心を開いて、なんか素直な反応を俺らに返してくれる人たちって居たんだ。

それは俺らの曲の中から君らがカギを拾い上げて

君らがというか、君が、

あなたがカギを拾い上げて

自分の錠前合うとこ探して

ガチャってやったんだと思うの。

頑張ったね。

怖かったのにね。

とか、後は曲って鏡だと思ってるから

俺らの曲とか聴いて

自分をそこに映してくれて

そしたら自分がよく見えて

自分の心が映って

自分の心がよく見えて

その心の片隅に落っこちたカギ


見つけることが出来た人も居ると思う。

それ拾って、やっぱカギ開けたのは自分だと思う。

聴いた人だと。

本当に怖かったのにね。

本当に頑張った。


掛かりっぱなしの人も居ると思う。

そういう人もいつか、もしかしたら

まぁ俺らの曲じゃ無いにしても


生きてればカギ持ってる人と出会うかもしれないし。

生きてれば自分の中で

《あっ、ここにあった》

って見つけるかもしれないし。

そういう時、驚く程自然にカチャってやること出来ちゃうんだよね。

これはあの、体験談だから信じていいよ。笑

どこで体験したか気になると思うんだけど、

うーん、何度かあったんだけど、

そのうちの一個だけ紹介するとするとLiveです。

君らが、お客さんたち君らが

僕にカギのありかを教えてくれたおかげで、

僕はカギを一個開けることが出来た。

結構何個か開けてきたよ。

ね、君たちから貰ったカギで。

おかげさまで、ちょっとずつ

軽くなってる気もする。