My落款で、年賀状に差をつける!!
師走最初の日曜日。
オリジナル落款を、つくってきました。
そもそも、落款とは・・・
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落成款識(らくせいかんし)の略語。
書画を作成した際に製作時や記名を書き付けたもの、
またその行為を言う。
慣習上、署名として押捺された印影、または署名に代えて押捺した
印影をさすことも多い。
署名用の印そのものを落款と称することもある。
(Wikipediaより引用)
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要は、「書の作品の最後を締める印」。
今年はじめた「書」をより楽しむためにも、
いろいろな種類の落款を持っていたいところ。
さらに、今は年賀状づくりのシーズン。
今年から始めた“書”で年賀状をつくるつもりなので、
「せっかくだから落款もオリジナルを・・・」と思い、
教室に行ってきました
今回は、「沙」という文字の落款を作ることに。
※本名の「サオリ」の漢字は、この字が入っているのです。
1時間もあれば、私のような初心者でも
簡単につくることができました
【手順】
(1) 文字デザインを考える
①どんな文字を彫る?
自分の名前は、年賀状に限らず様々な場面で使えるので
ひとつ作っておくと便利。 ※一筆箋に押すのにも、つかえますよね♪
年賀状用の落款なら・・・もらって嬉しくなる漢字が◎。
福、心、幸・・・など。
⇒私は、「沙」の古代文字を彫ることに。
こんな漢字らしいけど・・・なんかひょろ長くてかっこ悪い(泣)
②文字色バランスは、どうする?
文字を彫るか背景を彫るか、見た目も難易度も変わってきます。
・朱文印:
文字部分に印泥の色がつく形式。背景部分を掘るのでやや難。
・白文印:
文字部分が白く浮き出る形式。初心者にはコチラが簡単で◎。
・朱白相関印:
上記2つのMIX。MIX故、先生でさえ作成中に混乱するとか(汗
⇒初心者なので、当然「白文印」!!
(2) 落款のサイズにあわせて、文字を鉛筆で濃く書く。
先ほどのデザインをもとに先生がアレンジして頂いて・・・
⇒こんな下絵に、なりました
メリハリもでて、なかなか良い感じ♪
・・・と浮かれてますが、本番はこれからです。要注意。
(3) (2)で書いた上に“落款のもと”を押さえつける
今回の“落款のもと”は、シリコンゴム。
消しゴムより硬さがあるので、
ヘタに間違って彫り過ぎないのが良いそうです。
シリコンゴムを(2)の下絵に押さえつけると・・・
ゴムに、下絵が反転した状態でうつります!
(4) (3)でうつった字の部分を、油性ペンで黒く塗りつぶす
あとからカッターで彫る場所の目印になります。
(5) 彫る。そして押印チェック。そして彫る(以下くりかえし)
彫った後が ▽逆三角形▽ になるように、
カッターをナナメに入れるのがコツ。
字を彫り終わったら押印→修正→押印チェック・・・
というふうにして、微調整をして完成に近づけていきます。
⇒初回チェックは、こんなかんじ。

・・・下絵とくらべてだいぶほっそい(笑)!!
まぁ、まだ調整すればいいですからね。
(6) 文字の周辺を、でこぼこに彫る
きっちり四角のままでもいいのですが、より古めかしさを出すには
周囲を凸凹に彫って味を出すのがポイント
ここはもう感覚に任せて適当に。押印チェックを忘れずに。
(7) 完成γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
⇒年賀状の左下に、押してみました。
下絵に比べるとだいぶ細いのですが、これはこれでアリかも!?
なにより、「自分でつくった」という点で、落款に愛着が増します♪
実は教室ではもう1つ「彩」の落款も作ったのですが、
自分として納得がいかず・・・
今週末にでも、「彩」リベンジしたいと思います!!
古代文字の落款からPOPな落款まで・・・
これからMy落款を少しずつ増やしていきたいですね♪
年賀状に限らず、
手紙や一筆箋を書く楽しみの幅がさらに広がりそうです