財務省が二十四日発表した二〇一四年上半期(一月~六月)の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は七兆五千九百八十四億円の赤字で、比較可能な一九七九年以降、半期で過去最大の赤字となった。六月の貿易収支は八千二百二十二億円の赤字だった。赤字は二十四カ月(二年)連続で、過去最長を更新した。
貿易赤字は二〇一一年の東日本大震災以降に常態化している。原子力発電の停止で火力発電に使う液化天然ガス(LNG)などの燃料の輸入増が続く上、製造業が生産拠点を海外に移す動きが加速し、輸出が伸びにくい状況も影響している。
上半期の輸出
は前年同期比3・2%増の三十五兆四百九十八億円だった。ドイツ向けなどの自動車
が4・5%増だったほか、液晶
デバイスなどの科学光学機器
が8・2%増だったことがけん引した。
輸出は伸びたものの、輸入
の増勢が上回り、赤字基調
をさらに強めた。
上半期の輸入は同10・0%増の四十二兆六千四百八十二億円で、半期として過去最大の輸入額となった。
