行政書士になったのが、5年前、そして初めて人生の中で先生と呼ばれた。士業は行政書士も先生と呼ばれるらしいことをその時に初めて知った。確か右も左もわからない行政書士として駆け出しで何もわからない自分のことを行政書士会の事務の人も全員先生と呼ぶように指導されているからだと考えていた。

 それまで自分の人生の中で、先生と呼ばれる人になろうと思ったこともないし、むしろ子供のころからひね媚びたガキで、どちらかというとあまり好かれない類の人間だと思っていたので、どちらかというと違和感をもっていた。

ただ、最近はこの先生という呼び方も都合の良いときもあり、特に同業者同士で仕事を共同で回すときなど、名前が咄嗟に浮かんでこないときなど、先生と言えば間違いないので、良く使っている。

そして私自身大して先生と呼ばれる仕事もしてないので、クライアントも先生と言ってくる人もいないけど、この間ある行政庁で仕事について質問していたら、その若い女性職員が先生と何度も言ってきた。仕事の質問をしている自分に先生と言っているのもどちらが、先生なのかわからないけど、若くキレイな人に先生と言われ満更でもない気がした。まあ少し先生にも慣れてきた今日この頃なんだろうか?