目次

  1. ナイトライド用のヘルメットライトマウントを作りたい
  2. フォトグラメトリ(meshroom)
  3. モデリング(fusion360)
  4. 3Dプリント
  5. まとめ

  ナイトライド用のヘルメットマウントを作りたい

 
ナイトライドの峠の下りでは、コーナーの先を照らせると格段に安心感が違うので、ヘルメットライトが役立つ。
着脱できるマウントタイプが便利で、夜だけライトをヘルメットに付けることで昼間は首の負担を減らすことができる。
2015年のパリブレストパリ1200kmを走った時はGENTOS閃という重いライトを常時ヘルメットにタイラップで直付けしていたので、首が痛くなって大変だった。
CATEYEから下のようなブラケットも出ているが、存在感あり過ぎなのと、ヘルメットへのフィット感が低く安定しないのが嫌で最近は使うのをやめていた。
というわけで、コンパクトなマウントを作りたい。
 
 
 

  フォトグラメトリ

 
ぴったりフィットするものを作るために、ヘルメットの形状を正確に取り込みたい。
お金を出せば3Dスキャナという道具も存在するが、今回はフォトグラメトリという手法を使うことにした。
少しづつ方向を変えて写真をたくさん撮り、それをコンピュータでモリモリ計算させて3Dモデルを作り出す方法だ。
フリーで使える「meshroom」というソフトを使用した。
左が今回対象のヘルメット。いろいろな角度から80枚ほど写真を撮影し、PCに計算させること数時間。
右のような結果が出力された。

 
出力したobjファイルを一旦Blenderに取り込み、メッシュ数を減らしてファイル軽量化し、objファイルとして再度出力。(本当は要らない床部分消したかったけど上手くいかず)
 

  モデリング

 
モデリングはfusion360というソフトを使用する。まずはobjファイルを読込し、サイズと位置を修正。
マウントを付けたい位置付近で断面表示し、ベジェ曲線でヘルメットの断面形状を手動トレース×2してロフト機能でモデリング。
 
 

  3Dプリント

 
あとは3Dプリントするだけ。
ブラケット部分の材料はポリカーボネート、間に挟むパーツはTPUで出力。
シンデレラフィット!当然か。
 
 

  まとめ

 
フォトグラメトリを活用してシンデレラフィットするマウントを作ることができた。
応用範囲が広いので楽しみだ。
とりあえず携帯ポンプホルダー作りたい。