Everesting

エベレスティングというチャレンジがある。

1つの坂を繰り返し登り降りし、獲得標高がMt.エベレストと同じ8848mになるまで走るというものだ。
休憩は自由で制限時間もないが、睡眠を挟んではいけないのがルールだ。
 
雨予報でビワイチの予定が流れてしまった土曜日にZWIFT上でチャレンジしてみた。
 
ZWIFTでやるメリット
ZWIFT上でやる場合、良いことがたくさんある。
・ボトルも荷物も持たなくて良い
・いつでも補給が可能
・下りは自転車から降りて休憩できる
・扇風機で冷却できる
・天候に左右されない
・走りながら動画を見るなどできるので退屈しない
 
デメリットとしてはリアルより難易度が下がる分価値も少し下がる。
とはいえ十分キツイので心配は要らない。
過去に十三峠を10回登るチャレンジをしたことがあるが、獲得標高はその2倍以上だ。
ZWIFT上最強の登り「Alpe du ZWIFT」を約8.5回登ることになる。
 
前半戦
スタートして序盤から温存に徹する。
Alpe du  ZWIFT 1本目は自己ベストより10分以上遅いペース。
登りきったらUターンして下りに入り、自転車を降りて補給&休憩。
画面上では勝手に下ってくれるので助かる。
2本目3本目は少しタイムが上がって4本目途中で富士山の標高3776mを突破。
 
途中少しだけ水玉ジャージをゲット。
 
ハンガーノック
徐々に疲れが見え始めペースが落ちる。
半分を越えて5本目中盤でハンガーノックになり100W程度しか出なくなったので急遽多目の補給をとって大休憩。
コーヒーも飲んで暫しまったりする。
1本登るごとにおにぎりやパン、シリアルバーなど補給は取っていたが消費量に追いついていなかったようだ。
再開後は段々回復して130Wくらいは出るようになった。
体重が軽いのでそれでもゆっくりなら登れる。
始まる前は膝の心配をしていたがそちらは大丈夫そう。
膝がokなら途中でやめる理由がない。
 
ちょうど半分登ったところ
 
妻、帰宅
7本目が終わる前くらいに妻が帰ってきた。
朝出かける前から始めて帰って来てもまだローラーに乗っていたので流石に笑っていた。
ツール・ド・フランスのシェフを追ったドキュメンタリー動画をつけてくれたのでそれを見ながら残りを消化していく。
心臓の鼓動が疲労を感じさせる。
タフなチャレンジであることは間違いない。
8本目を終え、最後の0.5本へ。
Alpe du ZWIFTを登ると回せるゲーム内アイテムルーレットがあるのだが、8本目にして大当たりの軽量ホイールをゲット!
 
フィニッシュ?
徐々に獲得標高がエベレストの標高に近づいていく。
1日の獲得標高としては完全に未知の領域だ。
疲労困憊だがまだ走れる。
そして遂に8848mを迎え、フィニッシュ!
 
ところが終わってからログを見ると獲得標高は8847mになっている。
8848になった瞬間に漕ぐのをやめたので、端数処理の違いでズレが生じているのだろう。
画面で8848だったのに表示値と違うのはやめてほしい。
ZWIFTの隠しアチーブメント「エベレストだ!」は獲得できず。
というわけでチャレンジする人はぎりぎりではなく少し余裕を持って登っておくことをオススメする。
 
まあそのうち再チャレンジするだろう。
リアルでもそのうち。