BLSでEMScall

ER到着後ACLS

胸骨圧迫継続

気管挿管

2分ごとのパルスチェック。

VF/pVTなら150Jショックやアミオダロン

PEA/Asysならアドレナリン

 

BLS, ACLSはつなぎであって、原因を検索し治療できるなら根本治療を行分ければならない。

そこでエコーの出番。

緊張性気胸や心タンポナーデ→穿刺すれば助かる。

D-shape(右室拡大)やDVT(深部静脈血栓症)→肺塞栓

心収縮→PEAでも心収縮がみられればROSCの可能性が高まる。

 

 

 

 

原因は覚えてる?「低いもの、高いもの、詰まるもの」だよ。

低いもの:低酸素、低体温、循環血液量減少

高いもの:アシドーシス、高K、薬物中毒

詰まるもの:緊張性気胸、心タンポナーデ、心筋梗塞、肺塞栓

全て、「可逆的」なんです。

 

蘇生開始後20分後にEtCO2 10以下は厳しいが40以上はROSCする可能性大。

高度な気道確保をするなら短時間で行い、胸骨圧迫をできるだけ中断させない。

 

胸骨圧迫中では細気管支がつぶれて換気できなくなるので、一定のPEEP(5~10cmH2O)をかけて一回換気量500~600mLを確保できるように、気道内圧のリミッターを解除し、呼吸数10回/分で管理する。

 

致死的な合併症でない限りは、ROSC後早急に34℃まで下げ、24時間維持し、1~2日で復温完了後、もう一日36℃で維持する。

 

初期波形がVfやpulseless VTで、ROSC後にST上昇または新規左脚ブロックが認められた患者・ST上昇を認めないが血行動態不安定な患者、難治性Vfやpulseless VTを認める患者であれば、急性冠動脈症候群の可能性が高いので緊急CAG+PCIを行う。それ以外は、原因検索で急性冠動脈症候群が疑われるなら症例ごとに相談して決定する。

 

トロポニンTは心臓性突然死の推測に有用だが、CPRで高値となることがある。

心停止が目撃されており初回心電図がPEAの場合、肺塞栓症の可能性が高い。肺塞栓症CPAは直前に呼吸困難、失神、胸痛、下肢腫脹が見られることがある。

中年者で労作や精神的興奮に一致した突然死はSAHと大動脈解離を考える。SAHCPAの平均年齢は46歳と若い。SAHはPEAが多くVFは少ない。