扁桃周囲膿瘍といえば?

 

✔️hot potato sign←口蓋筋不全

✔️開口障害←2横指以上開口できない。

✔️嚥下障害

 

膿瘍を形成しているということは、そこにもともと炎症があったということだ。それは扁桃炎だろう。ではどんな患者がそれっぽいのか。

 

✔️「ERでは舌圧子で喉を観察しよう。」

✔️片側性の扁桃腫大←非対称というところがポイントだ。

✔️口蓋垂偏位

これらで扁桃周囲膿瘍を疑え。
 

✔️扁桃周囲炎VS扁桃周囲膿瘍

穿刺と言いたいところだが、頸動脈裂傷のリスクがある。ならば超音波か造影CTがいいだろう。経皮的超音波は顎下にプローブを当て👅を動かしてもらおう。

 

✔️呼吸ができなくなることが問題である。

ERでは超音波検査がベストだろう。耳鼻科医がいて対応可能ならば造影CTは膿瘍描出に優れている。単純では分からない。

 

✔️ERで帰していけないのは・・・「開口障害や流涎」があれば危なそうだ。決して帰してはいけない。


✔️抗菌薬はどうするか。起因菌はまずA群β溶連菌だろう。ならばペリニシン系。内服薬ならばアンピシリンやオグサワでいいと思う。内服不可能ならばペニシリン注射を1日6回、アレルギーあればクラリスロマイシンだ。