秋になると思い出すことがある

高校時代にいた親友のことだ。

彼は風変わりで、落ち着きが無く、いつもとても楽しそうだった。

あるとき
君が僕を選んでくれたとき、とても嬉しかった。
君のそばに僕を置いてくれたことがとても嬉しかった。

僕が迷い迷っていたとき、手を握ってくれたこと。
いつもそばにいてくれたこと。
面白いことや楽しいことをして、場を和ませていたこと。

君の嫌いなところばかりずっと思い出していたけれど、大好きなところも全然あったよ。

君といて、僕は生まれて始めて存在を承認された気がしたんだ。

例え偽りの自分でも、それはとても幸福な瞬間だったように思う。

君と仲良くなったのは秋だったかな。
春のはずだけど、なぜか秋だ。

君は本当はとても優しくて、人一倍不器用で、そんな性格だったんだね。

気が付かなくてごめんね。

僕が本当の自分を大切にして生き始めた時、
君が1番にいなくなった。

とてもとても悲しくて
誰かの思う私でしか愛されることは叶わないのかと苦しかった
こんなに好きな人なのに、ありのままの自分で愛されることが叶わない
大切に思っていたのに、なぜ?どうして?
そんな思いに蝕まれた。

あれから
もう3年が経過した。
傷をつけるように離れてから、
君には一度も会っていない。

どこにも味方がなくて、孤立無援で
どうしようもなかったけれど
死ぬわけには行かなかった。
死んだら後悔する気がした

自分の人生を自分らしく生きることを、私は君を通じて教わったのかな?
自分らしく生きていいよって
言われたと思ったよ。

君がやっぱり好きだよ。例えもう会えなくても、声も聞けなくても、顔も見えなくても。

また君に会えるのかな。会えるといいな。
ありがとう って伝えたいから