気がつかなければ幸せだったのかな
あのまま仮初めの幸福の世界のままで生きていた方が幸せだったのかな

と思うことが最近出てきた。

自分自身の人生を生きないまま
大好きな仲間たちに囲まれて、愛されて、幸せな日々。

それはとてもとても美しくて、夢のようだけど

それは現在の自分が作り上げた都合の良い錯覚であること
過去を脚色して彩っているだけであること

そんなこともわかっている。

最近は過去を覗き見て
色んな事を思ったり、思い出したりしているけれど
どんな思い出も全て夢のようになっていて、現在の世界からは消し飛んでいた。

この前地元を散歩したら、中学の体育館が立て替えられていたんだ。
僕が部活に打ち込んでいた体育館はもうどこにもなくて、とても綺麗なコンクリート製の体育館に生まれ変わっていた。

ああ、時は流れているんだ。
そう強く思った。

色んな思いをしたけれど
憎悪も、憤怒も、狂気も味わったけれど
楽しいことも、嬉しいことも、好きな人と出会えたことも、楽しいひとときを過ごしたことも
全て私の中で燃え行くただの景色になっていた。

だからそろそろ私は前に進めるんだって思う。

全ての過去を裏返して、今はもうどこにも見えない大好きだった友達にありがとうって言って
そしてお別れをしたいんだ。