夕方、真一は麻友の事が気になるので会社に行こうと
玄関を出ると一台の車がやって来て真一の前で止まった。
そして、後部座席から友美が出たきた。
『真一さん』
『と、友美。どうしたんだ? もう大丈夫なのか?』
『はい。怪我等はしていませんでしたので、念の為に検査をした後、
 警察で事情聴取をしただけなので昨日の内に帰っていました。』
『そうか。それは良かった。まだ、お礼を言ってなかったね。会長に連絡してくれてありがとう。
 すごく助かった。もし、友美が連絡してくれていなかったら、
 俺取り返しの付か事とをしていたかも知れない・・・』
『何を言っているのですか? お礼を言うのは私の方ですわ。今日はその為に来たのですから』
『お礼を言われる程の事はしていないよ。友達を助けるのは当然だし、それだけでは無かったから・・・』

友美と話していると運転席から友美の父親が
『友美、こんな所で話していないで早く真一くんに車に乗ってもらいなさい。』
『はい。お父様』
『真一さん、車に乗って』
『でも、俺これから麻友の様子を見に行く為会社に行くのだけど』
『そう言えば麻友さんの姿が見えませんね?麻友さんが真一さんから離れるのは授業の時くらいなのに』
『友美が保護された後・・・・。まぁ色々あってね・・・。今は会社に居るんだよ』
すると友美の父親が
『なら、会社によってから家に来たら良いじゃないか?』
『そうですよ。一先ず車に乗ってください』
『うん、ありがとう』
真一は、友美の車で会社に向かった。
『すみません。ちょっと待っていてください』
『良いですよ。私たちの事は気にせずゆっくりしてくると良い』
『はい、すみません』
真一は、会長室に向かった。
会長室に入ると、そこには会長と麻友が居た
『麻友!』
『真一さま』
『おぅ、もうすぐ来ると思っておったよ。』
『会長さん、今回の事ありがとうございました。』
『何を言っているのだ。真一くんの為ならワシはどこにでも行くぞ。
 昨日は別人の様だったが今日はいつもの真一くんじゃな。麻友くんなら直っておるから、
 もう連れて帰っていいぞ。』
『何から何まで本当にありがとうございます。』
『そんな事は気にしなくても良いが、もしかして下で誰か待たせているのでは無いか?』
と善太郎が言った。真一は
『なぜ知っているのですか?』
『な、何となくじゃ、真一くんの様子を見てな』
『では、今日は失礼します。このお礼はまた日を改で来ます。』
『あぁ』
『麻友帰ろう』
『はい。真一さま』
真一は善太郎に頭を下げると急いで下に降りた。
『お待たせしました。』
『真一さん早かったですね。 麻友さんもお帰り。』
『友美さま、ありがとうございます』
『じゃあ出すよ』
友美の父親の運転で真一は友美の家に着いた
『真一さん、さぁ入って』
友美親子に案内されて入った部屋には、友美の母親、ディート、署長、善太郎、郷子が居た。
『え! これは・・・・。 それに会長さんまで』
『驚いたか?』
『だから、あの時会長さんはあんな事言ったのですね?』
善太郎は頭を掻きながら笑っていた。
『それにしても、この集まりは・・・・。』
すると友美が説明してくれた。

『私は、ちゃんと真一さんにお礼を言いたかったのです。 改めて本当にありがとう』
すると友美の両親が
『私達からもお礼を言わしてください。本当に娘を助けてくれてありがとうございました。
 もし、真一くんが助け出してくれていなかったらと思うと・・・・。』
と言って頭を下げた。
『頭を上げてください。そんな事されると俺の方が恐縮してしまします。
 俺はそんな事してもらう様な事はしていません。逆に俺は友美に謝りたいと思っています。』
『私は真一さんに感謝はすれど謝って貰う様な事は覚えがありませんわよ』
『そんな事はない。俺は友美に怖い目に合わせてしまった。
 こんな事を言っても言い訳になってしまうが、あの時の俺はどうかしてたんだ。
 友美本当に悪かった許して欲しい。それに皆さんにも多大な迷惑をおかけしました。
 本当にすみませんでした。』
と言って真一は頭を下げた。
すると署長が
『私は迷惑など掛けたれていませんよ。職務を果たしただけですから』
すると郷子も
『私も要請があったから出動しただけだから、真一くんには迷惑何でかけられて居ないわよ』
善太郎は
『古くからの友人であり今では社員である真一くんの為にした事を迷惑などと思うはずが無かろう』
とそれぞれ言ってくた事が嬉しくて真一は自然と涙が溢れた。
『ありがとうございます。』
すると友美が
『確かに怖かったわ。』
『ゴメン・・・』
『でも、真一さんは誤解しているわ』
『誤解?』
『そう・・・。私が怖かったのは、いつも優しい真一さんが壊れてしまうのではないかと・・・・。
 真一さんが私を助けに来た時、私の姿を見た瞬間、
 真一さんの雰囲気が一瞬で変わったのが分かったわ。そして、普段の真一さんなら、
 絶対にしない様な事をした時に、このまま真一さんが壊れでしまって、
 二度とあの真一さんに会えないのではないかと・・・・。』
『友美・・・』
『だから、今こうやっていつもの真一さんに会えて嬉しいわ』
『ありがとう』
それから、真一はみんなと色々話した後、友美の運転手に送ってもらい家に着いた。

『麻友、改めてお礼を言うよ。ありがとう。あの時、麻友が止めてくれなかったらと思うと・・・・。』
『お礼など言わないでください。私は真一さまにとって最善の選択をしただけです。
 でも、真一さまのお気持ちを考えると、止めた事が正解だったのかと今でも悩んでします。』
『止めてくれて良かったのだよ。あの時の麻友の判断は間違っていなかった。
 今後もし今回見ないに俺が暴走しそうになったら止めてくれよ。』
『はい。』
『じゃあ、今日は寝ようか?』
『はい。おやすみなさい。』
『おやすみ、麻友』