自分で言うのもなんだけど、自分は熱い人間だったので、なにかに打ち込めないことほどつらいものはなかった。



ラグビーはもうできないけど、部活を辞めるっていうことは頭にはなかった。


やっぱりラグビーは好きだったから、トレーナーとして何かできればいいな、と思って


入院中からトレーナーの勉強をして、退院してからも講演会とかを聞きにいって、自分なりに勉強した。



それでも、みんなの姿を見てたらラグビーがしたくなる・・・


みんなが勝てなくて落ち込んでいるとき、グラウンドの外にいる自分のことを考えて


「俺なんでここにいるんだろう?」とか考えていた。




うちの高校の運動会はかなり盛り上がる。


二ヶ月前から準備をして、みんな燃え上がる。


もちろん自分も一生懸命やるつもりだった。




でもドクターストップがかかった。


疲れがたまるとまずいらしい。



部活も駄目。


行事も駄目。



燃えることをあきらめなきゃならないって悟ったとき、自分の人生がとてもつまらなく思えて


これからずっと「あきらめること」の連続だと思うと絶望した。



食事が普通にできない。


運動ができない。



そんなことよりも、「何かに打ち込む」ことができないのが辛かった。


それから学校もさぼりがちになってしまった。