実家の母から電話がかかってくる。
普通は、「もしもし」とか、「お母さんよ」とか、「最近どう?」とか、そんな感じでかかってくるものじゃないだろうか?
或いはいきなり、「この前、話した何とかかんとかのことなんだけど~」という言葉から始まるとしても、まだ許せる。
うちの母からかかってくる電話は、前置きをすっ飛ばしていきなり用件の、それも途中から入る。
「○○が、××だからダメだったわ!」
開口一番がこんな感じ。まったく意味がわからない。
携帯でなく家電の場合、受話器を取ってから、
(…ん?この声はお母さん?○○が××って何?え?何の話???)と混乱させられることになる。
そしてよくよく聞いてみると、「三週間くらい前の電話でその○○について話した。その続きの話」だとわかったりする。前回の電話で、何についてどこまで話したかなんて覚えてないわ!
私なら、たとえ一時間前に話したことだったとしても、「さっき話したあの話なんだけど」って言って、相手が思い出したのを確認してから続きを話すのだけど、母はそういった手順を踏めない人なのだ。
私が入院する前日にも電話をしてきて、私の体調にはいっさい触れずに、言いたいことを言って切ってしまう。そういうところがほんとにムカつく。
母から電話があるたびにイライラしてしまって、何度も注意して直してもらったのだけど、もう、『母からの電話 = 一方的に始まる不愉快なもの』 という図式が私の中に出来上がってしまった。