「武道とは何か?」
武道と言う言葉が定義付けられたのは明治です。
5つの定義があります。
1,国家を守る忠誠心(=国家のため)
2,礼儀
3,正々堂々
4,信義
5,質実剛健
少なくとも大戦後には 「国家のため」 と言う部分が無くなりました。
また礼儀の相手も、戦う相手などではなく 「国家」 であり、
国家のために礼を尽くし、国家のために正々堂々と生き、
国家のために信義を重んじ、
国家のために 贅沢をしない(質実剛健)。
このような意味を含んでいます。
国家とは元首や政府の事だけではなく
国民を含めた“国全体”の事です。
その中には弱者も含まれます。
そう言った意味では弱者の保護も
武道の本質の1つでした。
質実剛健も、武力を以って贅を成せば、
かならず弱者が犠牲になります。
これらの定義には、全て意味がありました。
「国家の為=他者への思いやり」
これが武道の本質です。
しかし 大戦中に政治屋、官僚、高級将校、財閥等が
自分たちの権利を守るために、
武道(国家)の定義を「政府」へと改ざんし、
果ては 政府を守るべき
「バンザイ特攻」 の思想にまでねじりました。
そして、大戦後の武道は
よく言えば「自由な精神、自由な目的」となり
悪く言えば本来の第一であるはずの
「他者への思いやり」の消失が見られます。
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武好会
毎週土曜日 15:00-17:00
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