とある水族館では生餌が必要な魚がいます。
その餌にキンギョを用いていました。
しかし
「キンギョを餌にするのは残酷だし、教育にも良くない。
動物愛護に違反する。」
このようなクレームが殺到しました。
だからと言って、餌を与えない訳にはいきません。
そこでドジョウを生餌に与えたところ
クレームは無くなりました。
この話は
「モノの善悪を自己の都合(価値観)で判断する。」
と言う事です。
クレームを入れた人の心情を想像すると
・キンギョは可愛いし、ペットである。
・ドジョウは柳川鍋などにも使われる食材である。
だから餌にしても心は痛まない。
夕雲流剣術書を読めば、同じような事が書かれています。
また天狗芸術論でも同じような説明がなされています。
モノの善悪を自分の知識・経験などから判断し、
それを至上の物として他人に強要をする。(クレームなど)
このような迷う心と行動を行うと、少なくとも
「心の理による剣」
に達することは決して有りません。
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武好会
毎週土曜日 15:00-17:00
亀井神社(神奈川県藤沢市亀井野554)